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2011年6月10日 (金)

季語 「牛冷す」

0003_2 『俳句の秘法』 鷹羽狩行 著

 角川書店 平成21年9月10日 初版

  季語は、おもしろく、奥が深いですね。「山笑う」とか「亀が鳴く」とか・・・。

 この本に「牛冷す」(うし ひやす」という季語が紹介されていました。

 俳人協会のカレンダーに掲載されたこの季語を、ある俳人の子どもが見て「お父さん、これは冷蔵庫の中のことでしょう」と言ったそうです。

  私も、保冷されている牛肉→ステーキ などと連想しかかったのですが、そうなんです、それは、しっかり大間違い。

 「牛冷す」は、夏の季語で、暑い夏の一日、農作業にこき使われて汗をかいた牛を、沼とか川とかに浸して、汗を洗い流し、疲れをとってやっているところなんだそうです。

 著者は、山口誓子に師事し、俳号を師につけていただいた方です。そのとき「西東三鬼」のように、本名は「斉藤」、ペンネームが「西東」というふうにお願いしたのだそうです。待つことしばし ・・・ようやく届いた俳号、「鷹羽狩行」をいただいて、本名「髙橋行雄」さんは、たいへん喜ばれたようです。

 その鷹羽さんのもう一人の師の俳句が紹介されていました。

 冷されて 牛の貫禄しづかなり   秋元不死男

 しばらく、俳句歳時記などに親しんでみたいと思います。

 今日も、よい日となりますように。

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