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2011年7月15日 (金)

かんしゃく封じとなった猫

 『吾輩は猫である』(夏目漱石)は、時々かんしゃくを起こして家人にあたっていた状態の漱石に、高浜虚子が文章を書くことを勧めて、それで生まれた小説なのだそうです。

 文芸誌「ホトトギス」に1年8か月にわたって連載され、残っている原稿には、ほとんど手直しした跡がないとのこと。

 鏡子夫人は、机に向かって書き始めると一気呵成という感じで、楽しんで書いているようだったし、家族に強くあたることもなくなっていったと述懐。

 「ホトトギス」に、『吾輩は猫である』に続いて『坊っちゃん』を執筆し、漱石は東大を辞して朝日新聞に入社・・・職業作家としての道を歩き始めます。

 名前を付けてもらうこともなく世を去った猫でしたが、今でいうペット・セラフィーの先駆けを果たしたのか、必ずしも猫がいなくてもいずれ漱石は文筆業に入ったのか・・・

 弟子に宛てて猫の死亡通知をしたためた漱石 ・・・ 猫の月命日には鰹節ご飯と鮭の切り身が供えられたそうですから、優しい人だったのですね。

 以上、テレビで、向田邦子や漱石など、作家と猫の出会いを描いたシリーズ「おまえなしでは生きていけない」を見たものですから、記させていただきました。同じ番組をご覧になった方、失礼いたしました。

 我が家も、子どもたちが小さかったときに犬を飼っていたのですが、その犬が山で狸と出会って格闘してから体が弱って亡くなって以来、金魚くらいしか飼わずにきました。

 もう一度犬を飼うのもいいなと思うのですが、踏み出しかねています。飼われる犬も幸せに生きてもらわないといけませんから。

 さて、今日も、よい日となりますように。

 

 

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