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2011年7月29日 (金)

『西の魔女が死んだ』

0026『西の魔女が死んだ』

 梨木 香歩 (なしき かほ) 作

 新潮文庫 平成13年8月1日 発行

        平成20年6月15日 57刷

 以前、「観てから読むか 読んでから観るか 」という映画と出版の両方を手がけていた会社のキャッチフレーズが流行りました。

 ・・・ うーん、だいぶん前ですね。そのころ、少女俳優として主演していた薬師丸ひろ子さんが少し年齢を重ねられましたから・・・いえ、これは、よけいなことでした。

 さて、この作品を映画館で観て、その後、DVDでも観る機会がありました、

 今回、文庫本で読んでみますと、やはり映画を観ただけでは分からないところがいくつも書かれていました。

 映画も、本もいいですね。

 映画では、シャーリー・マクレーンの娘であるサチ・パーカーさんが孫娘と二人だけの時には「西の魔女」と呼ばれる祖母の役を演じて好評でした。

 映画か、本でこの作品をご存知の方もおありでしょうから、両親と離れて一緒に暮らすことになった少女、まいと「西の魔女」との会話のひとこまを紹介するにとどめさせていただきますね。

 ◇   ◎  □   ※   ☆   ※   □  ◎   ◇

「おばあちゃん」

まいは低い声で呼びかけた。

「なあに」

おばあちゃんも低い声で返事をした。

「人は死んだらどうなるの」

それを聞いて、おばあちゃんは声にならない唸り声のようなものを出した。それからため息と共に、

「分かりません。実を言うと、死んだことがないので」

 まいは張り詰めていた緊張が、変な緩み方をしたように思った。そして何だか急におかしくなって、そんなつもりはなかったのに吹き出してしまった。

◇   ◎  □   ※   ☆   ※   □  ◎   ◇

 こんな具合に進む 魔女修行  ・・・ いかがお思いですか。

 「おばあちゃん、大好き」   「アイ ノー」

 今日も、大切な人と すてきな日をすごすことができますように。

 

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