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2011年8月 6日 (土)

『灯し続けることば』 大村はま

Photo  『灯し続けることば』

 大村はま 著

 小学館2004年7月1日 初版第一刷   ・2010年7月20日 初版第九刷 発行

 この本の帯に

生涯一教師 大村はま 

 珠玉のことば

 子どもにかかわる すべての大人に

 とあります。

 1906年に横浜に生まれ、1980年に74歳で退職するまで52年間、高等女学校・中学校に勤務。

 退職後も、授業を、との要請に応えて90歳を越えても子どもたちを教え続けたかたです。

 2005年になくなられましたが、教育一筋に歩んでの教えは今も新鮮な情熱に満ちて、多くの人に指針と力を与えています。

 この本は、52のことば と、それぞれに短いコメントが添えられています。

 「種をまくほうが大切です」 子どもはほめることが大切です。でも、いいことがあったらほめようというのではなく、ほめることが出てくるように、ほめる種をまいていくことを考えたいと思います。 ー以下略ー

 「興味を持つべきところに、子どもを連れて行くのが教師です」

 子どもがそのとき、興味を持つべきことに興味を持つように連れて行く、指導する、それが教師だと思います。子どもの興味を大事にするけれど、ぜひ関心・興味を持ってくれなければならないことに、きっちりと向けて行かなくてはならないのです。ただ子どもの後をついていくのではないのです。かといって、先生の押しつけではありません。 ・・・本当の教師なら、ぐんと引っ張っても子どもは自分から発したもののように感じるのです。そこが腕前です。もちろん、それには時間をかけて、いろいろと工夫します。・・・

   □   ◇   ○   ※   ☆   ※  ○  ◇   □ 

 プロとしての自負、誇り、厳しさ ・・・ 読むときに襟を正さずにはいられないのは、百年の生涯をしっかりと生き抜いた先達が、子どもたちとその子どもたちを導く者への愛に裏打ちされた歩みを心から語っておられるからだと思います。 教育の道を志している方に、そして幼い魂に向き合って日々を歩んでおられる方に、お奨めしたい本です。

  さて、明日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださると、神様が喜んでくださいます。

 今日もよい日となりますように。

 

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