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2011年8月17日 (水)

佐藤初女さん (森のイスキア主宰)

 青森県岩木山に、悩みを抱えて訪れる人を迎える「森のイスキア」があります。ご存知の方も多いようですが、この「森のイスキア」に、おにぎりで有名になった佐藤初女(さとう はつめ)さんがおられます。

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 悩みを抱えて訪れる人を、旬の食材の料理とおむすびでもてなし、その人の話をただひたすら聴かれるのだそうです。

 「話を聞いてああしなさい、こうしなさいなんてことは言いません。答えは自分で見つけるものだから。ただ、心がつまったままだと、生きていく気持ちがまえにむかないでしょう。だから私は、一緒に食事をし、心のつまりを出していってもらう場所を提供したかったんです」

「おむすびってね、お米を洗うところから、心を尽くさないとおいしくできないんですよ。便利な世の中ですから、買ってしまえば簡単。でもそれでは、何も相手に伝わらないでしょう」

「お米の一粒一粒にもいのちがあるんですよ。だから、お米に呼吸させてあげないと」

「私たちは、日々、自然の命をいただいて、生きている。そう思うと、少しでもおいしく作りたい。おいしく作って、おいしく食べて、いのちといのちをつなぎあっていきたい。おむすびには、私のそんな思いを凝縮させているのです」

 1921年にお生まれになった佐藤初女さん ・・・ おお、私の母と同じ年齢ですから90歳 ・・・今日の資料は、「クロワッサン」796号(2011年1月号 今日と明日の写真もこの号からお借りしました。ご了承くださいますように)ですから、そのときは89歳・・・その年齢で、雪が3メートルほど積もる岩木山の「森のイスキア」のお休みの時期などを活用して、年に70回ほどの講演をなさると書かれています。活動を支援してくれるベルギーの方たちのところへもお出かけになるそうです。

 17歳から35歳まで、肺浸潤で死と隣り合わせの日々を送られ、小学校の教員時代も病気で学校を休まなければならないときもあったそうです。

 カトリックの神父の「奉仕のない人生は意味がない。奉仕には犠牲が伴う。犠牲の伴わない奉仕は真の奉仕ではない」という言葉に心を揺さぶられたとのこと。

「私にあるのは、心だ。心だけはくめどもくめども尽きることはない。そう気づいたときに、すべての道が開けたような気がします」

 初女さんのおにぎりを食べて自殺を思いとどまった青年がいて、その話を読んだ龍村仁監督が制作したドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第2番』に出演されたこともあるそうです。

「私、昨日とは違う今日を生きていきたいんです。私に残されている時間は限られているのかもしれないけれど、だからこそ、もっと多くの人たちと直接、触れ合わなければいけないと思うし、私が伝えていけることを伝えなければならないと思うんです。いのちのつなぎあいとしての食の大切さを、おむすびを通して伝えていきたいのです」

Photo_3 ◇  □  ○   ☆  ※  ☆  ○  

 すてきな生き方を歩んでおられる佐藤初女さんですね。

 明日、もう少し、初女さんのことばを紹介させていただきます。

 今日も、昨日とはどこか違った、よい日となりますように。

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