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2011年8月 5日 (金)

小林カツ代さん その2

 昨日に引き続き、小林カツ代さんの著書、『さて、コーヒーにしませんか』から書かせていただきます。

 この本の最初のほうにカツ代さんはこのように書いておられます。

 出会った瞬間、素材のいいたいことがわかる

 嬉しいことに、何年か前から、素材と出会った瞬間、素材がどうしてほしいかが私の中でぱっと感じられるようになりました。

 洗い方、切り方、ゆで方、水にさらし方、煮方、揚げ方、エトセトラ。

  ・・・ どんな材料に対しても、「よしっ」と声をかけたくなるほど、私は彼らが好きで、心から感謝しているのです。 いっちょやってやろうじゃないの、と腕を鳴らして作りたい。ピカピカに仕上げたい。

 ◇   ○   □   ※    ☆   ※    □   ○   ◇

 ここを読んで、私はミケランジェロのエピソードを思い浮かべました。

 ミケランジェロが友人と話しながら歩いていて、ふと目にとまった花崗岩か大理石 ・・・ 「あっ、これで失礼するよ ・・・ これから あの石の中に閉じ込められている天使を掘り出してやらなくてはいけないから」

 石に向かって彼が取り組むことしばし  見事な天使象が友人にも見える形で現れてきました。

 うーむ、そのような達人、名人の域に達するまでには、どれほどの修練、没頭の日々があったことでしょうね。

  カツ代さんの息子のケンタロウさんが、志していたイラストレーターの道から転じて料理の道を歩んでおられることをご存知のかたも多いことでしょう。  「イラストは残るけれど、料理はどんなに苦心して作っても、(食べると)後には残らない。そこがいい」のだそうです。

 さて、今日も打ち込んで悔いのない道に邁進できるよい日となりますように。

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