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2011年9月12日 (月)

万年筆は 大人の あかし

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 中学校を卒業して半世紀ほどになるのですが、私の少年期には、中学生になると万年筆をいただくことがありました。高校の入学祝いは腕時計が一般的だったように覚えています。

 最近、万年筆はあまり見かけなくなり、高価な物がデパートにあるという印象です。

 そういえば、こんな文にお目にかかりました。

◇   □   ☆   ○  ※  ○  ☆  □  ◇

  ・・・ ユダヤの成人式(男子は13歳)では、成人の記念に万年筆を贈るのが一般だということを思いだした。なぜ万年筆かというと、それまで鉛筆しか使っていなかったのだが、鉛筆だと消すことができるので、人生の生き方も消しゴムで消せるといった安易な考えになりやすい。しかし、成人になれば契約書を万年筆でサインするようになるので、それは消すことができない。つまり、万年筆は、成人になったシンボルなのである。

 なお、ユダヤの成人式は日本のように行政が一斉に行うのではなく、誕生日に自ら世間に対して「本日成人になりました」と宣言するのだと言われている。そのときの成人式の贈物は、万年筆というのが一般的なので、成人の宣言の挨拶も、「私は本日成人になりました」と言うところを、なかには「私は本日万年筆になりました」と言うケースもあるほど、「万年筆」は成人のシンボルなのである。それは自律から自立へのシンボルとも考えられる。  ・・・ (後略)

  出典  石は意志に通じる 教師道④ 森 隆夫 (日本教育文化研究所所長・お茶の水女子大学名誉教授) 『悠プラス』(はるかプラス) 2011年8月号 ぎょうせい 発行

   ◇   □   ☆   ○  ※  ○  ☆  □  ◇

 思いがけず、自分の中学時代の万年筆のことをユダヤの成人式と結んで考えることができて、感慨を覚えました。

 ちなみに、今日の最初の写真の万年筆は、退職記念にいただいたもの、そして二番目の写真は兄が、海外旅行のお土産にくれたものです。

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 私の二男には、万年筆や文房具に興味関心をいだいて、ちょっと珍しい品を見つけて愛用する傾向があるようです。

 何だか、こういう内容は秋めいてくる時期に向いているような気がして書かせていただきました。

 

 二本の万年筆の写真を撮っていたら、家内がもう一本、持ってきました。

 私が、いつだったかプレゼントしたものですが、書き慣れた別のを使っているとのことですので、おお、しめしめ、この秋から、私のものといたしましょうか。

 ちなみに、万年筆は写真の順に、メーカーはパイロット、モンブラン、セーラーです。

  キーボードを打つのと、文字を書くのとでは、脳の働きはどこか違うところがあるように思うのですけれど、研究している方がおありですよね、きっと。

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 今日も、書き心地のよい万年筆で書き進むような、よい日となりますように。

  

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