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2011年10月26日 (水)

万葉集 防人の歌

  文芸の秋到来ということで、古典 ・・・ 万葉集から防人の歌をひもといてみました。

母という花の詠まれている歌です。

 今回は、http://www5e.biglobe.ne.jp/~narara/newpage%2020-4323.html

に書かれていることを紹介させていただきます。活用させていただき、ありがとうございます。

時ときの 花は咲けども 何すれど 母とふ花の 咲きでこずけむ

               防人 丈部真麿(はせべのままろ)  巻20‐4323

 【解釈】四季の移り変わりにつけて、季節季節の花は咲くけれど、どうして母という花

は咲き出ないであろうか。

 咲きでる花に、別れて久しいまぶたの母を求める着想が、少年の防人らしい作者をありありと思い描かせる。

  どうして母なる花が咲き出ないのかという疑い方に、純情で真実な気分があふれていてあわれ深い。

 遠江国(とおとうみ)の国 山名郡(今の静岡県磐田郡)出身の若き防人の歌で防人というのは、崎守の意味で、古代の中国や朝鮮からの航路にあたる崎々に配置された者のこと。英訳によると国境警備隊とあり、中国や朝鮮からの侵入に対して取られた処置である、防人は初見は645年で、以後平安時代中期までつづく。配置された場所は対馬を初め、北九州の沿岸一帯であり、有事に際しては山々の高所にあるのろしだいで烽火をあげ、それをみて次々に伝令し太宰府にいたる仕組みになっている。おもに東国(現在の静岡以東北関東)の農民を防人にあて、ときおり地元九州の者をあてたにすぎなかった。

 平時、3000人が配置につき、任期は正味3年で、出身地より集合地の摂津(現大阪)まではすべて自己負担で、帰路も摂津からあとは同様であった。

 これら防人が歌った作品が防人歌で、万葉集巻14と20に合わせて80余集ある。

 ◇  □  ○  ※  ☆  ※  ○  □  ◇

  もし、母という名の花が咲き出たとしたら、防人として向かう地へも、携えて同行できるだろうに ・・・ そうした思いも込められているように思います。

  さだまさしの♪「防人の歌」も思い出しました。

  親子や夫婦、恋人たちが別れ別れにならないで、仲むつまじく暮らすことが出来たらどんなにすてきでしょうね。

 今日も、よい日となりますように。

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