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2011年10月21日 (金)

昔話の深さ

 必要に迫られて、昔話に関する本を何冊か読んでいます。

 これが、予想はしていたのですけれど、なかなか奥が深いのですね。

 芥川龍之介の「桃太郎」では、降参した鬼が、桃太郎に、なぜ、征伐においでになったのか、なぜ、宝物をすべてお持ちになるのかと遠慮がちに尋ね、しかり飛ばされてしまいます。その場は引っ込んだものの、蓄電していつか桃太郎に報復しようと隙をうかがっていると結ばれています。

 別の本では、古来から12支それぞれの指す方向にふれ、その中から、鬼を封じ込めるために、犬と猿 ・・・戌と申 ですね、そして酉 が桃太郎の家来として登場するのだと意味づけられています。

 また、別の本には、桃太郎が鬼ヶ島に出向いたのは、鬼が若い女性をさらっていったからそれを助けに行ったのだという筋になっている地方の話が取り上げられています。

 その話では桃太郎は鬼を打ち破って娘を取り返し嫁にしたのだそうです。これを分析して、鬼とは、自分の手の内にある娘を誰にも渡すまいとする父性の象徴で、桃太郎は「娘さんをお嫁さんにください」と乗り込んでくる憎き若者ということになる ・・・ 鬼から娘を奪って結婚した桃太郎も、やがて自分の娘が欲しいと現れる若者に対して鬼となる ・・・ という、なかなかうがった桃太郎論が展開されています。

 検索していましたら、井伏鱒二版の「浦島太郎」や、太宰治が「浦島太郎」や「かちかち山」を素材に書いた作品にも出会いました。

 元文化庁長官の河合隼雄さんも臨床心理士兼日本の文化研究家の立場から昔話についていろいろな本を書いておられます。

 うーむ、にわか勉強では手に負えないので、別の角度からのアプローチを考え始めました。 とても快活な高齢の女性(俗におばあさんとよばれる方です)が独特の語り口で楽しい話をなさるということを耳にしましたので、それと昔話を関連させて短く書いてみようという案です。

 さて、どうなりますことやら。

 ここまで読んでいただいた方、中途半端なブログで申しわけありません。何しろ、書いてみました、ではなく、これから取りかかるという段階なのですから、中途にならざるを得ませんよね。 失礼いたしました。

 そんなことにはおかまいなく、今日もよい日となりますように。

 

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