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2012年1月28日 (土)

民衆童話(昔話)と創作童話

 昨日の『グリム童話 1』山口四郎 訳 (冨山房 発行)の解説によると、メルヘン(童話)はグリムに代表される民衆童話(フォルクス・メルヘン)と、アンデルセンに代表される創作童話(クンスト・メルヘン)に大別されるのだそうです。

 グリム童話集の本来の題名は『グリム兄弟によって集められた、子どもたちと家庭のメルヘン集』とのこと。グリム兄弟が作ったのではなく、採集したのだということが明言されているのですね。

 

 この解説に先駆けて「子どもたちはメルヒェンを必要とする」という文章があり、ベッテルハイムという心理学者・精神分析学者のことばが紹介されています。長くなりますので、関心のある方は、「続きを読む」をクリックしてお読みくだされば、幸いです。

 今日もよい日となりますように。

 

 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝にご出席ください。

『グリム童話 1』の巻末にある 「子どもたちはメルヒェンを必要とする」からの引用 抜粋 です。 正直に告白いたしますが、「著名な」と文頭にありますが、不勉強な私にはベッテルハイムの名は新鮮でした。

 著名な心理学者・精神分析学者のベッテルハイムは、ある時期、重度情緒障害児の教育と治療に携わり、こうした子どもたちに、生きることの意味を心(しん)から覚えさせることを課題にしました(ちなみに彼はこの仕事を通じて、生きることになんらかの意味を見いだした子どもには、もう特別な手助けは要らないと言っています)。

 彼はその過程で、フォルクス・メルヒェン(民衆童話、わが国の民俗学では昔話という)というものが、子どもたちの内面生活に、大きな意味を持つことを発見しました。彼はどうしてメルヒェンが、健常児と障害児であるとを問わず、またその知能程度にかかわりなく、あらゆる子どもを、ほかのどんな子ども向けの物語より満足させるのかと疑問に思い、ここからフォルクス・メルヒェンの研究に入っていったと言っています。

 その結果、ベッテルハイムは、フォルクス・メルヒェンは子どもの潜在意識、深層心理、いわゆる〈無意識〉に語りかけ、子どもが無意識のうちにいだいている不安を和らげ、子どもを勇気づけ、人生に立ち向かう力を与えるものだ、だから子どもの心にとっては非常に大切なものだということを、心理学者・精神分析学者の立場から確認したというのです。  (以下略)

※ ここまで、おつきあいくださいまして、ありがとうございました。

『グリム童話 2』 『グリム童話 3』 も図書館で借りてきてありますので、その巻末の解説についても、いつかご紹介させていただきたいと思いますが、もし、強い関心をいだいておられる方は、ご自分でこのシリーズをお読みくださいますように。

 

 よい日となりますように。

 

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