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2012年2月 3日 (金)

子どもは小型の大人ではない

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 『グリム童話 3』 山口四郎 訳 冨山房 2004年12月23日 第一刷発行 の巻末の解説文からところどころを抜粋して引用させていただきます。

  □  ◇  ○  ☆  ※  ☆  ○  

子どもは小型の大人ではない

 大人は誰でも、子ども時代の経験者であるばかりに、子どものことはすべてわかっているように思いがちですが、決してそうではなさそうです。

 子どもについてのふたつの見方

 ◇ 小さな大人 不完全な大人と見る  → なんとか早く大人の位置まで引きあげようとするように急がせることになる  → 教育・教化のための読み物が書かれる

 ☆ 子どもはそれ自身固有の価値、かけがえのない人格をもつ存在と見る

  → それ自体価値のある子どもの文学を書く ・・・ おそらく『不思議の国のアリス』1865年 L・キャロルが最初か?

 こうした見方の有無にかかわらず、古くから子どもたちがふれてきたのが、ほとんど原型のまま保たれてきたのが、自然発生的な児童文学の要素をもつフォルクス・メルヘン。

 ドイツの小学校教育に、メルヘンを採用する理論的根拠を与えたのは、R/リュトガースの「発生論的原則」 ・・・ 人間の幼児から大人への成長・発達は、人類自体の原始から文明への生長、発達と.同一過程をたどるとする説 だそうです。

   □   ◇   ○   ☆   ※   ☆   ○   ◇   □

 なまかじりの引用で申し訳ありません。 

 上記の解説を読みながら、私が一つ思いましたのは、学び舎(まなびや)が出来るずっと以前、人類が誕生してから家族が暮らす家で親が子どもを育てつつ、教育してきた場、暮らし家(くらしや)において、その生活に寄り添うように語り伝えられてきた昔話の長い歴史と、その存在の大きさです。

 何回かに渡って、読んだ書籍の紹介、引用をさせていただきました。

 おつきあいいただいて、ありがとうございます。明日からは別の話題で書かせていただきます。

 今日も、よい日となりますように。 明日は立春、寒気がゆるんで梅などが開花してくれると嬉しいですね。

 

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