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2012年2月19日 (日)

『五十鈴川の鴨』

Photo『五十鈴川の鴨』 竹西寛子 著

幻戯書房 2011年8月16日 第一刷

 著者は1929年広島生まれ 作家・評論家  日本芸術院会員

  表題作「五十鈴川の鴨」など八編の短編小説が収められています。

 突然ですが、家庭の主婦に「食べ物の好き嫌いはありますか?」と尋ねると、たいていの方は「何でも好きです。嫌いなものはありません」と答えが返ってくることが多いそうです。

 さすが、主婦、と言いたいところですが、実際は、そもそも自分の好きなものしか食卓に出さないからであって、食品を網羅した表で確かめると結構、苦手な食べ物があることが判明するのだそうです。

 それと同じことが読書の世界でも起こりがち ・・・ つまり、自分で読む本を自分の好みで選択していると ・・・ それはそれで決して非難されることではありません ・・・ 新しい視野を切り拓くことは、あまりなくなる可能性が出てきます。

 テレビの週刊ブックレビューのような番組の存在意義も、ひとつはこうした傾向を自覚できることにあるのではないでしょうか。

 さて、本題に戻ります。この本は、友人を通して知りました。朝日新聞の書評欄で「気品の筆 生きてここにあることを慈しむ心情が行間から溢れている・・・」と紹介されていたのが、この友人が読むきっかけとなったようです。

  岐阜市の図書館にはいくつかの分館があり、その一つにこの本があることが検索して分かり、申し込みましたら早速取り寄せてくれました。こうしたサービスもありがたいですね。 そういえば、ある時期、私の近くの分館に先輩が務めておられたときには「はい、あなた用に予約しておきましたよ」とお薦めの本を渡してくださり、世界が広がったことを思い出します。

 『五十鈴川の鴨』・・・今までに出会ったことのない筆遣いの文章で、しみじみとした情感、余韻の作品が綴られていました。

 友人へ ・・・ よい本を紹介していただき、ありがとうございました。

 今日も、思いがけない出会いを通じて新しい世界が開かれますように。

 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

 

 

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