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2012年2月10日 (金)

『草原の風』

0002_2『草原の風』  宮城谷 昌光 著

中央公論社 2011年12月10日 初版発行

  「読売新聞」での連載が終わって、本になったものだそうです。

 実は、図書館で下巻だけを見かけ、本来ならば上巻を読んでから下巻に取り掛かるのですが、なにしろ、この方の著作を読むのは大好きですから、まずすぐ読める下巻から読んでしまおうというわけで借りてきました。

 主人公は、後漢王朝を樹立した光武帝という人物です。

 以前、上司に「疾風に勁草を知る」・・・大きな出来事に直面した時、つよい人物かどうか真価があらわれる という言葉を教えていただいたことがあります。

 そのことばをこの作品の中で、光武帝となる人物、劉秀が語っています。劉秀の名言の一つなのだそうです。

 ほかに、王郎という人物(これは自分の出身を詐称して時流に乗り、大きな勢力を築いてきた人なのです)が、その勢いを急激に失っていく場面に書かれている文が印象に残りました。

 人の巨(おお)きさと深みは、紆余曲折を経て成るのである。たやすい成功には、早い失敗がある、と想うべきである。

 まだまだ、何か所も、この光武帝の器の大きさや徳の高さを表現するエピソードにたくさんの魅力ある表現があるのですが、なにしろ、下巻しか読んでませんので、このへんにさせていただきます。

 寒気が緩んで、よい日となりますように。

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