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2012年6月25日 (月)

『ローマ人の物語Ⅱ』 ーハンニバル戦記ー 塩野七生 その①

0002 『ローマ人の物語Ⅱ』

ーハンニバル戦記ー

塩野七生(しおの ななみ)著

新潮社1993年8月7日 発行

 

 私が高校生の頃でしたか、遙かな昔、ローマと戦うカルタゴの英雄、ハンニバルの映画を観ました。ハンニバルを演じたのは、いかにも精悍な表情のビクター・マチュアでした。

 象を連れてのアルプス越えのシーンもあったように思います。

 この巻物を読んでいて、おもしろいなと思ったことはたくさんあるのですが、そのなかの四つを四回にわたって記させていただきます。

 第一回目は、ローマ軍隊のかぶとと食生活です。

       □   ◇   ※   ☆   ※   ◇   □

 ローマ兵のかぶとと胸当てと靴は革製。かぶとに派手な飾りをつけるのは、ゲルマンやガリア人に比べて背丈の劣るローマ人の背丈を少しでも高く見せるためで、軍をになう重装歩兵でなくては許されなかった。 

 市民生活をしているときとローマ軍兵士としての食事の内容とは大差がなかった。 ローマ人は魚は好んだが、動物の肉には執着していない。戦闘の連続で小麦の補給が断え、やむを得ず肉を食べたという記述があるほど。 

 ローマ人の主食は、小麦粉を使ったパンか、小麦粉を主としたおかゆ。野菜や果物は好んだ。チーズや牛や羊の乳も好んだが、それらと魚類がタンパク源であったようである。

  ローマ兵の食事も,牛や羊の乳を入れて煮たおかゆかパンか、それにチーズの一片に玉ねぎに一杯の葡萄酒が,行軍中の食事だった。これで世界を征服したのだから呆れる。 

 肉を好むガリア人やゲルマン人とは,ローマ人はその点がちがった。・・・ローマの兵士は体格で圧倒され、しばしば劣等感に悩んでいたのだから,肉を食べて体位向上をはかったらよかろうものなのに、そのような努力はまったくしていない。 海産物と穀物とチーズとオリーブ油に葡萄酒の、地中海世界の食事から離れることができなかったのかもしれない。

       □   ◇   ※   ☆   ※   ◇   □

 少し、省略や順序の変更をさせていただきましたが、上記のことは、意外でおもしろかったです。

 今日も、よい日となりますように。

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