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2012年6月11日 (月)

『ローマ人の物語』Ⅰ

0002『ローマ人の物語』Ⅰ

ー ローマは一日にして成らず ー

塩野七生(しおの ななみ)著

新潮社 1992年7月7日 発行

 迫力あるこの人物 ・・・ ブルータスだそうです。この顔については、第三巻にこんな記述があります。

第Ⅰ巻のカバーには、共和政ローマの創始者 ユニうウス・ブルータスと伝えられるブロンズ像を使った。「ローマは一日にしてならず」とした内容を端的にあらわす顔は、強固な意志力を示すこの顔を措いては他にないと思ったからである。

さて、第一巻の 前書きに、こんな文が書かれています。

 ◇  ☆  □  ※  ○  ◇

 古代のローマ人とは、どういう人たちであったのだろう。

 知力では,ギリシア人に劣り、

体力ではケルトやゲルマンの人々に劣り、

技術力では,エトルリア人に劣り、

経済力では、カルタゴ人に劣るのが、自分たちローマ人であると、少なくない史料が示すように、ローマ人自らが認めていた。それなのに、なぜローマ人だけが、あれほどの大を成すことができたのか。一大文明を築き上げ、それを長期にわたって維持することができたのか。

 中略 ・・・ 私も考えるが、あなたも考えてほしい。「なぜ、ローマ人だけが」と。

 それでは今から,私は書きはじめ、あなたは読みはじめる。お互いに,古代のローマ人はどういう人たちであったのか、という思いを共有しながら。

       ◇  ☆  □  ※  ○  ◇  ☆  □  ※  ○  ◇

 しばらく前に、このブログで著書の塩野さんにふれたことがありますが、上の文章も歯切れがよいですね。 

 大作ですので、どこまで読み進められるか分かりませんが、私の先輩に読破したかたがおられますので、なんとかチャレンジしてみたいと思います。 

 きっと内容、筆力にひかれて、読み通せるのではないかと考えていますけれど、さて。

 「ローマは一日にして成らず」 ・・・ 序章によると、ローマがはっきりと国を確立するまでには、五百数十年の助走期間があったと書かれています。うーむ、その一事が分かっただけでも読んだ甲斐がありますね ・・・いえ、もちろん、序章で読み終わるつもりはありません・・・

 今日も、よい日となりますように。

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