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2012年6月27日 (水)

ー ハンニバル戦記 ー その3  科学と いくさ

 カルタゴがローマに徹底的に攻められて国名が地図から消えるにいたった原因の一つに、それまで比較的敗者に対して寛容であったローマを怒らせ、寛容さから冷徹さへと降下させたギリシャのまずい態度があったそうです。 

 詳しくは関心を持たれた方にお読みいただくとして、ギリシャのシラクサを攻めたローマ軍を大いに苦しめたのはそこに住んでいた一人の賢人 ・・・ アルキメデスの作成した今でいう巨大クレーンのようなマシーンだったそうです。

  科学と工学のそういう連携が書かれているかと思うと、紀元前168年のマケドニアとローマの決戦前夜の月蝕を、暦に詳しかったローマの将軍は、月食が起こることと、怒る仕組みについてあらかじめ兵士に伝えて安心させたのに対し、ペルシャではそうした知識がなく、兵士たちは不吉な思いで夜を過ごし、決戦に臨んだことも書かれています。いくさの勝敗を左右するのは運・不運もあるでしょうが、気象や天文、地形などを有効に結晶させる総合力が大きいと感じさせる箇所です。 戦争を回避する知恵と力がより大切だと、誰もが思うところですけれど。 

 ローマにおける晴れがましい凱旋行進で、戦争で負かしたギリシャのすばらしい芸術品を紹介したローマの将軍がいたなど、丹念に調べ、精魂傾けて記されたこうした本を読むことは、なかなかに面白いものですね。

 今日も、よい日となりますように。

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コメント

湯川秀樹博士の奥様と、何度か 「平和会議」等でご一緒させていただきました。博士は、核の使用の未来の方向を憂慮され 心を大変 痛めておられたと、だから、博士亡き後、奥様は博士の代わりに 平和運動の旗手と身を捧げたいと よくお話して下さいました。
メロンパークの火事に ヒットラー関係説があるのは知りませんでした。ひょっとすると・・・歴史は 小説よりも奇なり・・・ですね。
私たちも 自分と主の物語を紡いで生きたいです。

投稿: kei | 2012年6月27日 (水) 08時41分

ちょうど 今夜 何人かの生徒たちと 日本史のビデオをみました。元寇と和軍が対馬で白兵戦になったとき、和軍は 戦を日本美学の個人戦ととらえて 名乗りをあげようと悠長に構えたところを、元寇側は 容赦なく矢で射り、和軍が知らなかった火薬を用いたと・・・・「血なまぐさい日本史が好きだ」と公言する男の子達に 思わず「殺される立場を考えてみなさい」と話しました。そうしたら 奄美出身の家系の子が「オレのじいちゃんは 特攻隊で戦死させられたんだ」と話だし 意義深い夜となりました。
人間は 少しは 歴史から学ばなくては。

投稿: kei | 2012年6月27日 (水) 00時42分

ちょうど 今夜 何人かの生徒たちと 日本史のビデオをみました。元寇と和軍が対馬で白兵戦になったとき、和軍は 戦を日本美学の個人戦ととらえて 名乗りをあげようと悠長に構えたところを、元寇側は 容赦なく矢で射り、和軍が知らなかった火薬を用いたと・・・・「血なまぐさい日本史が好きだ」と公言する男の子達に 思わず「殺される立場を考えてみなさい」と話しました。そうしたら 奄美出身の家系の子が「オレのじいちゃんは 特攻隊で戦死させられたんだ」と話し出るし 意義深い夜となりました。
人間は 少しは 歴史から学ばなくては。

※ ムーミンパパより
 コメント、ありがとうございます。

 時代は変わりますが、エジソンは第二次世界大戦中に国からの要請を受けて頭脳を生かすことになったとき、大きな船をすばやく90度向きを変えて魚雷をかわすなど、効率的な防御のための方向での発明をしたようです。 メンロパークにあったエジソンの研究所が火事で焼失したとき、エジソンは「滅多にみられない光景だから、母さんを呼んでおいで」と、エジソンを気遣っていた息子に静かに言ったとのエピソードが伝わっています。  エジソンの頭脳を恐れたヒットラーがこの火事に関わっているとの噂もあったようですが、真偽の程は分かりません。

 戦後、アインシュタイン、湯川秀樹など,著名な学者がこぞって核兵器の廃絶を訴えました。繰り返してはならない歴史の警告に学んで、科学の進むべき道を、あやまらないようにしたいですね。

投稿: kei | 2012年6月27日 (水) 00時40分

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