♪CD「日本のうた」 千住真理子さん
NHKテレビで、被災地の方々に千住真理子さんがミニコンサートをプレゼントされたのを見ました。
結びに演奏されたのが、「浜辺の歌」です。
津波で計り知れない被害に遭われた方々に、この曲がどう受けとめられるのかと、私は気がかりでした。
けれど、映し出されたのは多くの方のじっと聴き入る姿と、コンサート後の感動の言葉でした。
このCDのジャケットに千真理子さんは次のように書いておられます。
2011年3月11日以前の日本を~取り戻すことの出来ない穏やかな誇らしい日本を~心から懐かしむ。
「日本のうた」は今の私たちにとって日本の魂そのものだ。日本の歌にあるのは「かけがえのない日本そのもの」であり、失ってしまったものも、失っていない心も、歌には残されている。
だから私は日本の歌を弾きたい、と思った。今いちど、日本を見つめ直し、誇りを持ってうばらしい日本を皆と共に思いだし、取り戻したい。日本のみならず世界中の人に、このすばらしい日本のメロディーを知って欲しい。そして大切な、愛する日本を、美しい日本を取り戻すために、様々などりょくをしていきたい。今私は愛器ストラディバリウスで、日本の歌の魂をかなでたい。 I love Japan !
こうした心で演奏された♪「浜辺の歌」だからこそ、被災地の方の魂に受け入れられたのだと思います。
このCDには、12曲が収められています。
演奏活動をやめていた千住さんを音楽の世界に再び立たせたのは、この世での生をまもなく終えようとしていた方の千住さんの演奏をもう一度聴きたいという切なる願いに応えてヴァイオリンを手にしたのがきっかけだったそうです。
音楽を通じて、聴き手と演奏者とは双方向で結ばれ合う ・・・ そのようなことを思いました。奥が深いのですね。
今日も、よい日となりますように。
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