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2012年9月 7日 (金)

『夜鳴きめし屋』 宇江佐真理

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『夜鳴きめし屋』 

宇江佐真理 著

光文社 

2012年3月20日初版第一刷発行

 著者は1949年函館生まれ 当代きっての時代小説家 と評されているそうです。

  江戸の町を舞台として、貧しくとも人情豊かな世界が描かれている作品です。

 長五郎という若者が、古道具屋を営んでいた父親のあとをついだものの、修行していた質屋の経験はあまり役に立たず、がらくた置き場のようになってしまう見世(みせ)・・・母親と相談して、手探りで居酒見世というか、お酒を出す一膳めし屋を長五郎は開きます。

  苦労の甲斐あって、何とか軌道に乗った頃、母親は亡くなってしまいます。ふだんはおとなしいのに、大きな顔をして何年も飲食料をツケにして払わないまま国に帰ろうとする侍にプチンと切れて真っ向から啖呵を切る長五郎。そうかと思うと夜の遅い芸者の子には子ども料金でおいしいものを工夫して食べさせる性分でもあります。

 喜んで通ってくる子どもの一人は、ひょっとしたら、長五郎の子どもなのでしょうか  ・・・ この先どうなるのかと読み進みながら、残りページが少なくなるのが惜しいという思いにさせられました。 よろしければ、どうぞ。

 今日も、よい日となりますように。

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