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2012年9月30日 (日)

二輪の夕顔

0003  空に月 夕顔二輪 咲き出でる

 二輪並んで咲いたのは今年初めてで、思わず俳句もどきの書き出しとなりました。

 夕顔は夏の季語で、月は秋の季語。「月は四季それぞれの趣があるが、そのさやけさは秋にきわまるので、単に月といえば秋の月をさす。」と角川の俳句歳時記にあります.

  一つの句に、季語の資格のある語が二つあることになって、やはり俳句とは言えず、俳句もどきです。 

 なお、同じ季節の季語が一句の中にあると「季重ね」(きがさね)と呼ばれ、貴重な十七文字の中にこうしたダブりがあるのは歓迎されないようです。

 お口直しに、角川俳句歳時記にある夕顔の説明と句をどうぞ。

夕顔・・・夏の季語
  ウリ科の一年生蔓草。夕刻に花冠五裂した大きな白花を開き、翌朝までにしぼむ。果実は長い円筒形のものと、大きく扁平のものがある。苦みがあるためそのまま食用せず、薄く長くむいて干瓢(かんぴよう)に加工する。熟したものは、器や置物に加工する。

夕顔やそこら暮るるに白き花    太祇
夕顔の中より出づる主かな     樗良
風呂沸いて夕顔の闇さだまりぬ  中村汀女
夕顔の一つの花に夫婦かな    富安風生
夕顔の花を数へにいくところ    九鬼あきゑ
あきらめて夕顔の花咲きにけり  五島高資

 今夜は中秋の名月・・・台風との関連が気遣われます。 

 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

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