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2012年10月24日 (水)

小学生のあったか標語

Photo_2  10月10日にも紹介させていただきましたが、研究授業を見せていただいた小学校で、6年生の「あったか標語」に心が惹かれましたので書かせていただきます。 

 運動会の練習か何かの場面から生まれた言葉だと思うのですが、転んだ子に「大丈夫?」と声をかけながら手をさしのべた君 

 ・・・ なんとすてきな「あったか標語」だろうと思いました。 

 と申しますのは、私自身が6年生の時、教室を走り回っていた男子の友人がぶつかって女子を倒してしまう場面に居合わせたときのことが思い浮かんだからです。 

 私は、走り回っていた一人ではありませんでしたが、そのとき、なかなか起きあがれなかった級友に手をさしのべることができませんでした。 

 ぶつかった相手をようやく起き上がったその女の子のところへ連れて行ってあやまらせたのが、そのときの私の精一杯でした。 

 助け起こせなかったのは、女子に手をさしのべることへの気恥ずかしさ、照れが私にあったからでした。

 けれど、あれからずいぶん時間が経っているのに、あのとき助け起こしてあげていたらなぁと時々思い起こしています。 

 今回の標語の生まれた場面について、詳しいことはわかりません。でも、50数年前に私ができなかったことを、ちゃんと成し遂げた子がいるのだということは明らかです。 

 すてきな子、すてきな心と言葉が着実に育っている教室、学校 ・・・ 教育の実りの秋を喜びつつ、辞去した秋の一日でした。

 あのとき、助け起こせなくてごめんなさい。でも、冷たい心からではなかったのです・・・冷たい心ではなく、同年代の方には分かっていただけるように書きますと、カルピスの味に通じる思いが私の中にあったからです。

 さて、今日もすてきな実りの秋の一日となりますように。為すべきことを為し、あたたかい言葉を交わし合えますように。

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