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2012年10月15日 (月)

『トットちゃんとカマタ先生の ずっとやくそく』

0002『トットちゃんとカマタ先生のずっとやくそく』

黒柳徹子・鎌田 實  著

ソフトバンク・クリエイティブ 

2007年 7月31日 初版第一刷

 題となっている約束のことが最初に書かれています。 

 黒柳さんは、大好きな先生にトモエ学園の先生になると約束しました。けれど、戦争でその学園が焼けてしまったので、子どもたちのために役に立つことで、その約束を果たしたいと考えました。それが、ユニセフの大使を受けて働いている原動力なのですね。

 鎌田 實 医師は、育ての親、岩次郎という父に貧しい人や弱い人のことを忘れないと約束し、それを貫いています。

 お二人の対談は、日本だけでなく、世界の子どもとの出会いに広がっています。そして、子どもを育てるために大人はどんな世界、どんな家庭を築くべきかがお二人の育った時代、家庭をも通して書かれていて、具体性、説得力があります。 

 この本が書かれた当時、アフガニスタンに一千万個、全世界では一億個の地雷が埋まっていたそうです。黒柳さんがアフガニスタンで会った少年のことを引用させていただきます。

  アフガニスタンで会った羊飼いの少年は、地雷を踏んでしまい、左脚を付け根からなくしていました。運良く助けられて、義足をつけてもらって、といっても日本では考えられないような粗末な木の義足でしたけれど、練習をして杖をついて歩けるようになった。うれしいと彼が言うので、「何がうれしいの?」と聞くと、「これでまた羊と暮らせます」とにっこりして言う。 

  教えられる話ですね。こうした子どもに出会うことも力として、お二人は、それぞれ上のような深刻な状況に対峙しながら、活力に満ち、希望を抱いて精力的に活動を展開しておられるのだと思います。

  次回、この本の結びで黒柳さんが書いておられることを紹介させていただきますね。 

 今日も、希望に向かって歩む日とできますように。

 

 

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