« レインボー | トップページ | 子どもの感性 »

2012年11月10日 (土)

『子どもが本に出会うとき 物語とふしぎ』 河合隼雄

0002『子どもが本に出会うとき

物語とふしぎ』

河合隼雄 著

岩波書店 1996年3月15日 第一刷発行 

 表紙のカバーにこのように書かれています。 

 著者によると、人は忘れがたい体験をすると、「ふしぎ」や「おどろき」の感情を抱く。その説明しがたい体験は「物語」という形にしてみて初めて心に収めることができ、また他者にその経験を伝えることができる。昔話や文学はそのようにして生まれた。子どもたちは、物語に込められた「ふしぎ」を楽しむ名人である。子どもたちが本を開くとき、大人以上に、描かれた自然や人や時間や場所がもっている「ふしぎ」を体全体で感じて、かけがえのない体験をする。 

 「宝島」や「ドリトル先生」、「秘密の花園」、「トムは真夜中の庭で」、「西の魔女が死んだ」 ・・・などなどたくさんの本が登場します。阪田寛夫さんの「桃次郎」という短編や、子ども讃美歌にもなっている「パラパラおちる雨」の短編のことは新鮮に読みました。

 紹介されている本の一つ、「ぼんぼん」(今江祥智)の冒頭を飾っている、プラネタリウムに行った兄弟が、ゼッタイに変わらぬはずのものと思っていたものの一つが崩れてびっくりすることが、四部作のスタートにまことにふさわしいと書かれています。「いまの北極星は、地球が自転している軸の方向にたまたま見えるから天の北極にあり、北を指すのですが、一万三千年前は織女星が北極星でした」 ・・・

 読みやすく、そして深い世界に目が開かれる思いがいたしました。

 今日も、よい日となりますように。 明日は、日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

|

« レインボー | トップページ | 子どもの感性 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『子どもが本に出会うとき 物語とふしぎ』 河合隼雄:

« レインボー | トップページ | 子どもの感性 »