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2012年12月27日 (木)

年の瀬

 としのせ ・・・ ええ、としのせい ではありません。 

  年の瀬というのは、年月を水の流れに喩えた表現なのかなと思って辞書を引いていましたら、年末の季語と俳句に出会いましたので、そちらへ路線変更し、俳句たちを紹介させていただくことにいたしました。

年の瀬 ・・・ 年の暮(としのくれ)  【季語の分類一覧】
歳暮(さいぼ) 歳暮(せいぼ) 歳晩(さいばん) 歳末(さいまつ) 年末(ねんまつ) 年の瀬(としのせ) 年の果(としのはて) 年暮る(としくる) 年詰まる(としつまる)

「年の瀬」は「冬-時候」の季語
一年の終わり。街は歳末売出しで賑わい、家庭では新年を迎える用意に忙しい。すべてが慌ただしく、活気を帯びてくる。

年暮ぬ笠きて草鞋(わらぢ)はきながら     芭蕉
旧里(ふるさと)や臍(へそ)の緒に泣く年の暮 芭蕉
去ね去ねと人にいはれつ年の暮         路通
ともかくもあなた任せのとしの暮          一茶
いさゝかの金欲しがりぬ年の暮          村上鬼城
藁苞を出て鯉およぐ年の暮            宇佐美魚目
はらわたの紆余曲折を年の暮          中原道夫
山が山押して夜の来る年の暮          和田耕三郎
思はざる道に出でけり年の暮           田中裕明
歳晩やひしめく星を街の上             福永耕二
歳晩や淀の川波岸より暮る            貞弘衛
歳晩の水を見てゐる橋の上            加藤耕子
年の瀬や浮いて重たき亀の顔           秋元不死男
山の背に雲みな白し年の果             原裕
町工場かたことと年暮るるかな          星野石雀
喪の花輪すぐにたたまれ年つまる        菖蒲あや

 合本 俳句歳時記 第四版  (C) 株式会社角川学芸出版 2008 

 歳晩(さいばん)という表現、新鮮に響きました。

  一茶の「ともかくもあなた任せのとしの暮」は、一茶らしいですね。 うーん、まかされるほうはどんな思いでしょうか。 

 今年、煤逃げ(すすにげ)という言葉も知りました。すすはらいのときに、口実を作って逃げ出すことも、邪魔だからすすはらいの間、どこかにいっていらっしゃいと追い出すことも どちらも含んでいるようです。 

 さて、私は ・・・ あなた任せにして、煤逃げ ・・・レ・ミゼラブルの音楽映画が好評のようですので、そちらへ足を運びましょうか。 そーっと そーっと 

 今日も、よい日となりますように。

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