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2013年2月25日 (月)

詩集 『ぞうきん』 河野 進

0002『ぞうきん』  

河野 進  著

 幻冬舎 2013年2月15日

 第一刷 発行

 出版されたばかりの詩集です。河野 進さんは1904年生まれで1990年11月に天に召された方です。

 その方の詩集が発行されるにいたったのは、先日、紹介させていただいた『置かれた場所で咲きなさい』の著者、渡辺和子さんが、ぜひ、いまこそ、河野さんの詩集を・・・と出版社に薦めたからだそうです。以前に出版された河野さんの詩集は、今では、なかなか手に入れることが出来なくなっているのですね。

  渡辺和子さんが、30代半ばで大学の学長になられた頃、プロテスタントの教会の牧師と保育園の園長をかねておられた河野さんが訪問され、以来、おまんじゅうや、自作の詩をお土産に、何度も訪ねてくださるようになったのだそうです。

 河野 進さんは、マザー・テレサを尊敬し、「おにぎり献金」と名付けた、おにぎり一個分の献金を集め、3千万円ほどを携えて、マザーテレサの奉仕していたカルカッタへ赴かれたことがあるそうです。

 さて、本のタイトルにもなっている「ぞうきん」と、もう一つ、詩を紹介させていただきますね。

「ぞうきん」

こまったときに思い出され

用がすめば すぐ忘れられる

ぞうきん

台所のすみに小さくなり

むくいを知らず

朝も夜もよろこんで仕える

ぞうきんになりたい

 続いて、もう一つの詩です

浅い流れは音が高い

 わたしの

 祈りよ

 言葉よ

 行いよ

音が高くないか

深い流れは音を立てない

 すてきな詩集だと思います。

 今日も、よい日となりますように。

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