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2013年3月20日 (水)

『徹子 ザ・ベスト』

Photo 『徹子 ザ・ベスト』 黒柳徹子 著 講談社 2011年2月25日第一刷発行 

 活字が割合大きく、270ページ ・・・読みやすい本です。

 黒柳さんが、1976年以来続いている「徹子の部屋」や、女優の仕事や、1984年以来のユニセフ親善大使としての働きの中で出会った子どもたち、大人たちのことが元気に語られています。 

 元気に、とわざわざ書かなくても、、たとえば友人でビーズ刺繍作家の田川啓二さんから「徹子さんは、デザイナーになれる。だって自分をデザインしてるから」と言われるなど、いつも好奇心とエネルギーいっぱいで活動している徹子さんですから、およそ、内容の充実ぶりは察していただけることと思います。 

 でも、悲しい体験、苦労もたくさんしておられることも書かれています。戦争中、医薬品、食べ物に窮しているときに敗血症で亡くなった弟さんのこと、一日にお母さんの炒ってくれた大豆15粒で過ごしていたが、、やがてそれもなくなったこと・・・戦地に向かう兵隊さんを見送りに行くとスルメ一切れがもらえるので、手を振りに行ったこと、そのことに責任を覚えて、長い間、自責の念にかられたこと、靴のサイズは24センチだけれど、栄養不足で願うほどには身長が伸びなかったこと、など。 

  けれど、今の時代、これからのことに目を向けて、精一杯歩んでおられる活力が伝わってきます。避難民キャンプで出会った一人のお母さんが「お子さんは何人」と問われて、「私の子どもは5人、でも親を亡くして泣いている子も一緒に連れてきたから10人」と答えたこと、そして、 黒柳さんが「もし、ここに一つパンがあったら?」と尋ねたら、「もちろん10個に分けるわ、どうして?」と逆に問い返されたことなども記されています。 極限状況の中でのこのお母さんの大きな心、生き方・・・教えられますね。

 今日も、よい日となりますように。

 明日は、この本から、クラシックの奨めのところを紹介させていただきますね。

 

 

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