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2013年4月26日 (金)

『わしの眼は十年先が見える 大原孫三郎の生涯』

Photo_3『わしの眼は十年先が見える 大原孫三郎の生涯』 城山三郎 著

飛鳥新社 平成6年5月30日 第一刷発行

  ページを少し開いてみて、この大原孫三郎さんが、倉敷の大原美術館をオープンさせた人だと分かりました。

 大原美術館誕生のきっかけは、次のようだったそうです。

 同郷の若者たちに奨学資金を提供していた大原さんによってヨーロッパに5年間留学していた画学生、児島虎次郎が、日本にいる大勢の画家仲間に本物の洋画を見せられるように、絵を購入してくださいと依頼したことが発端となったのだと記されています。理想を抱いて勉強する若者が大好きで、どこまでも支援するかただったようです。

  大原美術館だけでなく、倉敷中央病院、孫三郎さんの長男は、倉敷国際ホテルを建てました。この長男さんは、棟方志功を後援し、優れた棟方志功論も書いておられます。 

 倉敷には、日本でいち早く孤児たちを救うために、孤児院の開設、拡大、より望ましい環境を求めて宮崎への移転、維持のためにその生涯を捧げた石井十次というかたがおられたのですが、大原孫三郎さんは、その尊い働きを支え続けた真の友だったそうです。 

 志を高く掲げて、私心に走らず多くの人々のために人生を捧げるとき、どんなに大きな働きができるかということを教えていただいた思いです。 

 城山三郎さんの著作として、『黄金の日々』、天に召された奥様を偲んでの『そうか、君はもういないのか』などを読んだことがありますが、こうした本も書かれていたことを知り、感動いたしました。 

 今日も、よい日となりますように。

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