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2013年4月28日 (日)

『世界を信じるためのメソッド ぼくらの時代のメディア・リテラシー』

Photo_2『世界を信じるためのメソッド

 ぼくらの時代のメディア・リテラシー』 

森 達也 著

株式会社 イースト・プレス2011年10月3日 初版 第一刷 発行

著者は1956年広島生まれ。テレビディレクター・映画監督・作家とのこと。

 メディアは「媒介」・・・テレビやラジオ、新聞や本 「リテラシー」は「識字」文字を読んだり書いたりする能力 ・・・二つを合わせると、メディア・リテラシーというのは、「メディアを批判的に読み解く」とか「メディアを主体的に受け取る」という意味になるのだそうです。

 この本には、1994年6月27日の夕方から28日の早朝にかけて起こった松本市のサリン事件で、奥さんが被害者になった河野義行さんが、第一発見者であることと自宅にたくさんの薬物を保管していたことから、「重要参考人」・・・おそらく犯人と思われる人とされたとき、その報道を正しいと思った人がとても多かったことが書かれています。

 また、私たちの脳裏に浮かぶ世界のいろいろな地域、出来事に関するイメージは、テレビで放送された映像によって創られたものがほとんであること など、主体的にメディアに対することの難しさが述べられています。 

 公正でない報道も、危険意識を強める論調の記事が購買率を上げ、そのことが過激な報道への引き金になっていき、それがファシズムへの道につながった実例も記されています。 

  新聞は、できるだけ複数の記事を比較して読み、テレビのニュースも一つの局だけで満足しないこと ・・・ うーん ・・・ 考える入り口に立つにはよい本だと思います。 世界は複雑で多面的 真実も、必ずしも一つではないと書かれています。 ・・・ 主体的によく考えて自分で責任のとれる人間になるのは、大切ですし、それだけになかなか難しいことなのですね。

 今日も、自分の頭で考えて歩むよい日となりますように。 

 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

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