『一号線を北上せよ』
沢木耕太郎 著
講談社
2003年2月17日 第1刷 発行
著者は『テロルの決意』で大宅壮一ノンフィクション賞、『一瞬の夏』で新田次郎文学賞、『バーボン・ストリート』で講談社エッセイ賞、そしてユーラシア大陸陸路の旅を綴った『深夜特急 第三便』でJTB紀行文学大賞など、多くの賞を受賞しているかただそうです。
私は、『一瞬の夏』が新聞に連載されているときに読んだことがありました。
今回、友人で、楽しく読める紀行文を書かれる方がこの本を薦めてくださったので読んでみました。
書名の一号線というのは、ヴェトナムのホーチーミンとハノイを結んでいる国道一号線のことですが、序文の「一号線はどこにある?」にこのように書かれています。
もしかしたら、誰にも「北上」したいと思う「一号線」はあるのかもしれない。もちろん、それが「三号線」でも「66号線」でもいいし、「南下」や「東上」であってもかまわない。
この本には、ヴェトナム、そしてポルトガル、オーストリア、スペインなどを、主にバスで一人旅をした著者の紀行文が収められていて、楽しめました。紹介された本を読むのは、自分の読書の幅が広がる楽しみもあって、いいものですね。 さて、あなたが旅したい一号線は?
今日も、よい日となりますように。
明日は日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。
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