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2013年7月11日 (木)

『いのちの言葉』 日野原重明 著

Photo_8 『いのちの言葉』

 日野原重明 著 

 春秋社 2002年8月20日

 初版第一刷発行

 日野原医師は、1911年(明治44年)生まれ・・・よく知られていますように百歳を超えて今日も働いておられる現役の医師です。 

 この本には、「開いた章から希望の光があふれるあなたへ贈る171章」という帯が付いていました。装画〔イラスト)は奥様の静子さんがお描きになっています。

 「生きがいを持つこと」から二つの文章を引用紹介させていただきます。

垂線を立てる

 人生を深く生きようとするときに大切なのは、長さよりも質である。長く水平的に生きることは。近代医学の恩恵によってある程度果たせるが、私たちが人間の特権として与えられている宝を、本当の意味で天に積むためには、人生のどこかの時点で、自分の人生に垂線を立てるという考えのもとに、新しい次元の行動を開始しなければならない。

問われるいのちの質

 持っている「もの」は器とともに朽ちていくが、器に入れた魂の水はいつまでも家族のなかに、子孫のなかに、友のなかにしみこんでいく。大切なのは、一人の人間のからだという器に容れる「水」なのであって、その水の「透明度」こそがいのちの質として問われるべきである。

もう一つ、この本の中から

共感する力

 あの人の心の苦しみがわかる。あの人のやるせない気持ちがわかる。そのように他人のもつ真実のものに共感できるのは、地球上の生き物の中で人間しかいない。

 日野原医師は、自らの生を、たくさんの垂線を立て、からだという器に透明度の高いいのちの「水」を容れ、多くの患者さんに共感しながら歩んでおられるかただと思います。一度、講演をきかせていただきましたが、著作と生き方の間に隙間がない印象を受け、尊敬しています。

 日野原先生ご自身は、ウイリアム・オスラーという医師の本に出会い、深く感銘して直接会う機会のなかったオスラー博士の生涯を綴ったとても分厚い本を書いておられます。

 今日も、よい日となりますように。

 

 

 

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