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2013年8月12日 (月)

『一冊の本をあなたに』 3.11絵本プロジェクトいわての物語

0003『一冊の本をあなたに』 3.11絵本プロジェクトいわての物語

著者 歌代幸子 (うたしろ ゆきこ) 

監修 3.11絵本プロジェクトいわて

編集 末盛千枝子

現代企画室 

2013年3月17日 初版第1刷

  2011年3月11日に大きな地震と大きな津波が日本を襲いました。 

 ノンフィクション作家の歌代幸子さんの丁寧・熱心な取材をもとに生まれたこの本で紹介されている「3.11絵本プロジェクトいわて」は、その名前から察していただけるように、大きな被害に遭った子どもたち、そして大人たちの心を癒やすことが出来るように絵本をおくろうと、末盛千枝子さんが呼びかけてスタートした働きです。 

 末盛さんの友人のことば「戦火の下で、あるいは災害のとき、怯える子どもたちは誰かの膝の上で絵本を読んでもらうときだけホッとしていた」・・・それが脳裏に浮かんだ末盛さんは、震災で怯える子どもたちに絵本をおくりたいとの願いを抱いたのです。  

 以来、呼びかけに応えて23万冊の本が集まり、多くの人によって、震災に遭った子どもたち、人々に届けられています。

 この本の結びに「あの日からの時間」という末盛さんの文章があります。その冒頭を引用させていただきます。 

 我が家の柱時計は、あの日のあの時間で止まったままになっています。修理してもらえば直ると思うし、あの時計の優しい音も好きだったのですが、なんだかそれでは、申し訳ないような気がして、そのままになっているのです。きっとそのうちに、やっぱりもう一度あの音が聞きたいと思う時がくるに違いない、その時まで、そのままにしておこうと思っているのです。 

 あの日の災害から立ち上がるには、たくさんの時間と努力、営みが必要だと思います。けれど、たゆまずに私たち、一人一人が歩んでいくことで癒やされていくこと、力が湧いてくる面が確かにあると思います。

 頭が下がるのは、末盛さんと志を共にして動き始めた仲間の行動力とその素早さです。2011年3月24日にプロジェクトの名前もロゴも決まってスタートしたのです。 できることを始め、続ける私たちでありたいですね。

311
   今日も、よい日となりますように。 

 

 

 

 

 

 

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