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2013年8月17日 (土)

『クラシックの愉しみ』

0002『クラシックの愉しみ』 アナログ主義者が選んだ名指揮者・名歌手・名演奏家

横溝亮一 (よこみぞ りょういち)著

角川書店 平成25年3月10日 初版発行

 著者は、1931年に作家の横溝正史さんの長男として誕生。お父さんが諏訪湖のほとりに病気疎開中に手巻きの蓄音機とレコードを購入され、その門前の小僧として日常的に音楽を親しまれたのが、音楽評論家への素地を築くことになったのだそうです。 

 アナログのレコードには、CDでは失われてしまうよさ、音の味わいがあるそうで、音楽愛好家にはレコードとCDの両方の装置を備えて、それぞれを愉しんでいる方が多いようです。

 1931年生まれの横溝さんは、およそ1万枚のレコードを寄贈され、必要なときにはそこから借りて聴くことになさっているようです。長い音楽評論家生活のなかで個人的に親しくなった音楽家、演奏家の数も多く、おそらくこの本でなくては読めないエピソードがたくさん記されています。

 たとえば、昭和54年に初来日してNHK交響楽団を指揮したカラヤンは、ホルンの千葉馨(かおる)さんを気に入って、ベルリン。フィルに引っ張ろうとした。けれど、千葉さんは「ベルリンなんてところへ行くのはいやだ」とあっさり断ったとか、ハンガリーのピアニスト、アンドラーシュ・シフが来日したとき、楽屋を訪ねたら、差し入れらしいセンベイが気に入って「ぽりぽりむしゃむしゃ」と食べていたとか。

 326ページにわたる少し暑い、いえ厚い本ですが楽しく読ませていただきました。

 今日も、よい日となりますように。 

 明日は、日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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