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2013年9月30日 (月)

月刊誌『俳句』九月号 角川学芸出版

0002 『俳句』九月号 角川学芸出版 ・・・これも岐阜県図書館から借りてきた本です。『短歌』も『俳句』も最新号は貸し出されませんし、人気があってなかなか直近の号は書架に並んでいないことが多いように思います。

 この九月号の特別企画、「いのちの詩」は、なかなか読み応えがあります。

 テレビ、NHK短歌の第一週を担当しておられる小島ゆかりさんが一人っ子で、現在、ご両親を介護しておられることをこの本を読んで知りました。

 とても明るく気さくなかただとテレビで感じていたので、正直、驚きました。  尊敬の念が強まったと申しあげておきます。 

 同じ「いのちの詩」のなかで、画家・絵本作家のいせひでこさんが、自作の『ルリエールおじさん』について語っておられます。製本職人が子どもの本を直してあげるというご存知のかたも多いと思われる絵本ですが、この絵本は二年がかりのパリ通いの取材をしてできあがったのだそうです。

  圧倒されたのは、ご自分のお父さんが末期ガンで余命3か月と言われた時期に、酸素ボンベで呼吸しながら描かれた絵を「見てくれ」といわれたときのことです。

 お父さんには、もう描き直す時間がないかもしれないと思いながらも、ものすごくうまくまとまってはいるけれど何の感動もない絵だったので正直に「えっ、違うんじゃないの」と言ってしまったこと ・・・ それから四日間、お父さんが徹夜して、その絵をほとんど描き直し、再び「見てくれ」とおっしゃったとのこと。

 見ると、すごくよくなって魂が入っていたので「いいじゃないの」と言ったら安心して「これが俺の絶筆だな」と言われ、2か月後にお亡くなりになったというお話。 

 いせひでこさんは、こんなことも語っておられます。

 白いキャンバスは一つの恐怖です。いつも「お前は今、何を考えているんだ。何を表そうとしているんだ」という問いですから。でも、白いキャンバスがないアトリエは私には考えられない。そんな状況にいます。

 長くなりましたが、この『俳句』九月号には、「4週間でラクラク身につく 文語文法入門」という特集が組まれており、総論では名句を題材にして文語文法を学ぶことができるようになっていますので、私も勉強したいと思います。 

 うーむ、学問の秋もスタート ・・・今日は9月のフィナーレ。よき学びの秋となりますように。  私事ですが、身内の身近な女性の誕生日でもあります。

 よい日となりますように。

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