« 『日本人が必ず間違う日本語1000』 | トップページ | 長良川 薪能(たきぎのう) »

2013年9月 3日 (火)

『コメント力』 齋藤 孝

Photo『コメント力』  齋藤 孝 著 

筑摩書房 2004年10月10日 第一刷 発行

 著者の齋藤 孝さんは、NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」の企画・監修や、『声に出して読みたい日本語』シリーズなど、皆様も、いろいろなところでそのお名前を目にしておられる方です。 

 とっさにコメントを求められてその場に応じた一言を語る・・・ そういう場面に遭遇することは人生にそんなに多くないかも知れません。

 特に、従来、奥ゆかしく生活してきた日本人はそういうときにどうも「よかったです」というような言葉で終わってしまってかなり損をしているのではないかというのが著者の意見です。   この本には印象的な例が書かれていますので、そのいくつかを引用させていただきます。

 今日も、よい日となりますように。

① 映画「男はつらいよ」(第34作)で 「奥さんによろしく」と言われた時の寅さんの返事

「そういう(       )は持ち合わせていません」  以下、(   )内は、「続きを読む」をクリックしてごらんください。

② 長寿世界一となってインタビューされた泉重千代さんが「好みの女性は?」と尋ねられて 「 (    )の女」 と答えた。

③ 映画カサブランカでハンフリー・ボガートが女性に話しかけられたときのせりふ

 「ゆうべ どこにいたの?」 「そんなに(     )は覚えてないね」

 「今夜 会ってくれる?」  「そんなに(      )はわからない」  

④ 「おすもうさんは、なぜ頭に髷(まげ)をのせているんですか?」と聞かれた

元関脇の蔵間の答え

 「さあ、髷がないと(      )からじゃないですか」

 

① 「奥さんによろしく」と言われた時の寅さんの返事

「そういう(面倒なもの)は持ち合わせていません」  

② 長寿世界一となってインタビューされた泉重千代さんが「好みの女性は?」と尋ねられて 「 ( 年上)の女」 と答えた。

③ 映画カサブランカでハンフリー・ボガートが女性に話しかけられたときのせりふ

 「ゆうべ どこにいたの?」 「そんなに( 昔のこと )は覚えてないね」

 「今夜 会ってくれる?」  「そんなに( 先のこと )はわからない」 

 

④ 「おすもうさんは、なぜ頭に髷(まげ)をのせているんですか?」と聞かれた

元関脇の蔵間の答え

 「さあ、髷がないと(ただのデブと区別がつかない )からじゃないですか」

 うけをねらうのでなくて自然にユーモアのあるコメントが出てくるようになるのは、なかなか難しいかもしれません。

 

 ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。 よい日となりますように。

|

« 『日本人が必ず間違う日本語1000』 | トップページ | 長良川 薪能(たきぎのう) »

コメント

これだけユーモアのあるコメントをする方はすごいですね!とてもこんな素敵なコメントができるまでにはなかなか至らないですが、確かにテレビで観るスポーツ選手のコメントに「よかったです。」「よかったと思います。」がやたらと多くて、妙な締めくくりだと思っているのは私だけかなと思っていた次第です。でもとっさに求められたコメントに自分だったら・・・・と考えると、全く自信ありません。まぁ、コメントを求められる事は滅多に無いと言えばないですけどね。

※ ムーミンパパより
 コメント、ありがとうございます。
 あっ、そうそう、ブログへのコメントは、いただくこと自体が嬉しいものなので、安心してどうぞ(^J^)

的確に、短く一言でコメントすると、印象が強く、インパクトがあるのと、その人自身が核心をつかむ努力を積むことになるのがよいのでしょうね。 考えずにひらめくタイプの人もいるようですけれど。 俳句を作ると磨かれる面があるだろうなと思えてきました。  今日も、よい日となりますように。

投稿: rommy | 2013年9月 3日 (火) 00時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『コメント力』 齋藤 孝:

« 『日本人が必ず間違う日本語1000』 | トップページ | 長良川 薪能(たきぎのう) »