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2013年9月23日 (月)

『楽しみは』 ー 橘 曙覧・独楽吟の世界 ー

0001『楽しみは』 ー 橘 曙覧・独楽吟の世界 ー 

新井 満 自由訳・編・著

講談社 2008年11月27日 第1刷発行

 橘 曙覧(たちばなの あけみ)という男性歌人は、江戸時代末期に、現在の福井市に生きたかただそうです。(1812年5月生まれ。1868年8月逝去。)亡くなって十日後に明治元年がはじまったとのこと。 

 このかたは、1200首以上の和歌を詠まれたそうですが、その中に「独楽吟」という連作があり、52首の全部が「たのしみは」で始まり、「・・・する時」で結ばれていることに著者の新井満さんは感じ入り、この本を書かれたとのこと。

 その52首の中の一首が、両陛下が1994年に訪米されたときの歓迎式典で、当時の大統領、クリントン氏のスピーチに登場し、それがきっかけになって2000年に福井市橘曙覧記念文学館」が開館したのそうです。

たのしみは 朝おきいでて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時 

 1日1日、新たな日とともに日米両国民の間の友好が花開きますように ・・・ 

 そのスピーチを起草したホワイトハウスの職員は、日本文学をドナルド・キーンさんのハーバード大学での 講義で学んだ人だったそうです。 

 この本には、橘 曙覧さんが、本居宣長の高弟である飛騨高山の国学者、田中大秀(おおひで)のもとを訪れて学んだこと、福井藩の藩主が召し抱えようとしても宮仕えを断って清貧の生活を通したことなども紹介されています。

 今日も、「楽しみは ・・・・・・ する時」という歌が生まれるような、よい日となりますように。

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