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2013年10月 4日 (金)

心から発する言葉は心に達する

 勤め先の岐阜大学教育学部で、小学校での教育実習に向けてのガイダンスをしました。受講者の大半は9月に中学校で4週間の教育実習を体験した学生さんたちです。 

 昨年まで、実習の心得などに時間を割いていたのですが、今年は、中学校で懸命に実習に励んだその体験を尊重して、実践的なことにウエイトを置きました。中学校の実習を経て、応答の構え、速度、声の大きさ、表情など、大きく成長していることが伝わってきて、若人の前向きのエネルギーの大きさに刮目(かつもく)する思いをいたしました。 

 詳しい内容は省かせていただきますが、最も嬉しかったのは、音楽科の学生たちに「ふるさと」を合唱してもらったときの美しい響き。そして、その後、受講者全員で「ふるさと」を歌ったときの声量の豊かさ、歌声のさわやかさ、的確に呼びかけてリードした音楽科の学生の自信に満ちた姿です。 

 ふだん、それぞれの専門教科、専門領域に打ち込んでいる学生ですので、学年が一つになって何かを創造する機会はほとんどないといってよいでしょう。 

 教育実習させていただいた中学校は何か所もあるのですが、それぞれの実習校で懸命に打ち込んで高まった思い、11月の小学校での実習に向けての意気込みがこの時間の合唱に凝縮され、一体感を感じ取りながらの「ふるさと」となったのだと思います。  

 このガイダンスを構想するとき、そして直前になってもこれでいいだろうかという思いが私の中にありました。けれど、私の願い。期待を越えた素晴らしい姿で応えてくれた若者たちをとても嬉しく、まぶしく感じています。 

 この若人たちが教師として立つ環境は、楽しいこと、美しいことばかりではなく厳しいこと、心がくじけそうになる場面も多いことでしょう。彼ら自身、学ばなければいけないこともたくさんあります。 

 けれど、厳しさ、困難とやり甲斐、生き甲斐は、いつも一緒にあります。若い彼らにエールを送ります。そして、エールを送るだけでなく、私自身も、彼らの三人分以上の年齢ではありますが、それだからこそ、自分の人生において前進し続けたいと思います。 

 今日も、心から発した思いが相手の心に達するよい日となりますように。

 本日は、現在も現役である日野原重明医師の102歳の誕生日です。10月4日を「10」 テン と シ だから天使の日と自ら呼んでおられるユーモアも備えておられます。お誕生日おめでとうございます。(^J^)

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