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2013年10月27日 (日)

道は開かれる

0004 岐阜市に新しい道路が開通しました。日野というところと芥見とを結ぶ道路で将来的にはもう少し伸びていくようです。

 この道路の工事が続くのを見ながら、ある友人が「長いこと工事しているけれど、いつ頃完成するんやろうね」と語っていたのを思い出します。

 その友人は、天に召されて2年ほど経ちますので、この道路が開通したことには私なりの感慨を覚えます。 

 この道路は、山にトンネルをうがって完成しました。今回開通した道のりは確か2キロ台ですが、掘られたトンネルの長さは1001メートルだそうです。

0003

  このトンネルを通っていて、菊池寛の『恩讐の彼方に』という作品を思い出しました。それまでの生き方を悔い改めて僧侶となり、九州の耶馬溪にたどりついた元武士が、人々が安全に行き来できる道を作るために、長年、鑿(のみ)をふるって洞門をうがち続けるのです。

  堅固な岩を二百間にわたって掘るのは、気の遠くなるような話・・・けれど、あきらめずに掘り続ける彼の一念は、村人を動かします。彼を仇とつけねらう武士が彼を捜し当てた時には、村人が、せめて洞門が完成するまでは待ってあげてほしいと懇願し、若い武士はその願いを聞き入れます。完成が速くなるようにと、若い武士も一緒に鑿をふるうようになり幾年かが経過。 

 遂に洞門が開通したとき、この二人は恩讐を越えて喜び合う ・・・という結びだったように思います。  こつこつと歩みを積み重ねれば、道は通ず、そして心も通い合う ・・・ そんなことを改めて思いました。 

 今日も、よい日となりますように。

 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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