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2013年11月18日 (月)

『歌のこころ』

0004   岐阜県立図書館に、大型活字本というのがあって、一度、手に取ってみましたら1ページあたりの文字数がやや少ないこともあって、読み始めるとページ数がはかどることに気がつきました。 
 

 その中の一冊、『歌のこころ』に大岡信さんが朝日新聞に連載の「折々のうた」に掲載した外国の子どもが俳句形式で作った詩を紹介しておられました。 

 日本航空が上記の詩を募集したところ、22カ国語の詩が集まり、「地球歳時記`90」という書名で発行されたこともあるのだそうです。 

 おもしろい企画だとおもいましたので、作品をいくつか紹介させていただきます。

 

 たけのこよ 

ぼくもギブスが

とれるんだ     長野県小学2年生 畑上洋平

繭ひとつ

自分で仕上げたさみしい牢屋

生まれ変わるために  フィリピンの11歳の男の子 ジーン・クインテロ

夏が走ってきた

バラの花の愛だから

わたしを見てた   フランスの10歳の女の子  メラニー・マギエ

大きなキリン

見ようともせずに わたしを見ている

ああ、ゆううつ  ベルギーの13歳の女の子 

 だいたい17音節でリズムよく作ろうとすると、音節数が少ない外国語の場合には日本語よりもたくさんの内容が入れられるので、作品の凝集度が高くなってなかなかおもしろい場合が出てくるという意味のことを大岡さんは描いておられます。 

 日本では、花と言えば、桜をさすことが多いが、フランスだとバラということになり、日本の俳句の約束事を外国語での俳句、あるいは17音節の詩に適用させることは無理があるし、その必要もないと考えておられるようです。

 興味深いお話だと思いました。 今日も、よい日となりますように。

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