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2014年3月14日 (金)

『それでも明日は来る』三浦綾子

0001『それでも明日は来る』

三浦綾子 著

新潮文庫 平成5年2月15日 発行

平成11年10月5日 第5刷

あとがきに、三浦綾子さんは次のように記しておられます。

・・・私が絶望しないで生きてくることができたのは、「それでも明日は来る」という希望があったからだ。それがどんな明日であるかはわからぬにしても、とにかく神が私に与えて下さる明日なのだ。そう思うと勇気が出た。 

 短い随筆が集められた本で、読みやすく、そして心にまっすぐ届いてくる内容です。 吉川英治さんは印刷工をしていたときに百科事典を50回読んだということ、千利休がキリシタンだったことなども記されています。

 色紙を求められると三浦綾子さんがよくしたためたのは、聖書のコリント人への手紙8章1節だったそうです。

 「知識は人を誇らせ、愛は人の徳を高める」 

文語では「知識は人を誇らしめ、愛は人の徳を建つ」

プロテスタントとカトリックの共同訳聖書では「知識は思い上がりを招くのに対し、愛は人の向上に役立ちます」と、分かりやすく書かれています。

 三浦綾子さんは、自分を内省して次のように書いておられます。

 私たちは本当に愛と呼べるものを持っているのだろうか。 少しのことで愛している人を疑い、心を取り乱し、相手を毒してしまうような愛では、決して己れを向上させる愛とは言えない。ましてや相手を向上させる愛ではない。

「愛は人の徳を建つ」 

 この言葉が私たちのものとなるためには、正しい意味での愛がまず理解されねばならないのではないだろうか。 

 今日も、よい日となりますように。

 

 

 

 

 

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