« 「桃 はじめて 笑う」 | トップページ | 楽観でも 悲観でもなく »

2014年3月10日 (月)

シスター 渡辺和子 『スミレのように踏まれて香る』

0002『スミレのように踏まれて香る』

 渡辺和子 著

朝日新聞社 

 2012年9月30日 第一刷

 以前にもこの本のことを書かせていただいたことがありますが、読み返していて、感銘したものですから・・・

 

 この本は、1970年の第一著作集『人を育てる』(サンパウロ社)を改題し、文庫化したものだそうです。

内容が古くならないところもすごいですね。

 75ページにこのように書かれています。

 「文明の進歩とともに、人間はだんだん不幸になって行く。なぜなら、それは近代文明というものが、ただ好奇心のおもむくままに、無軌道に発達していて、人間のことを考えていないからである」 ・・・20世紀のはじめに、ノーベル生理学・医学賞を受けた偉大な科学者、アレキシス・カレル博士のことば。

 

 渡辺和子さんは、このことばのあと、次のように記して、「文明と人間の幸福」という章を結んでおられます。 

 人間にとって、今やもっとも未知なるものは、人間そのものである。文明の進歩を喜ぶとともに、人間についての深い考察と、そのしあわせについての配慮がなされねばならない。

 深い思索に満ちたことばだと思います。 

 今日も、よい日となりますように。

|

« 「桃 はじめて 笑う」 | トップページ | 楽観でも 悲観でもなく »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: シスター 渡辺和子 『スミレのように踏まれて香る』:

« 「桃 はじめて 笑う」 | トップページ | 楽観でも 悲観でもなく »