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2014年4月28日 (月)

ホロヴィッツの唯一の弟子 バイロン・ジャニス

0002_2 先日、『ショパンを弾く』のことを書きました。その追加です。 

 バイロン・ジャニスというピアニストが16歳の若さでラフマニノフのピアノ協奏曲2番を、これも年の若いマゼール指揮でピッツバーグ交響楽団と共演したそうです。 

 このときの聴衆の一人がホロヴィッツで、才能を認めたホロヴィッツに17歳から4年間レッスンをほぼ週に一度、1時間~2時間のレッスンを受けたジャニスは、ホロヴィッツが「自らの弟子」と承認した唯一のピアニストとなったとのこと。

 レッスンでは「どこかしっくり響かない。もっと(楽譜を)よく見て」というようなことをホロヴィッツは言い、一音も弾いてくれなかったそうです。弾き方や曲の解釈は「一人のピアニストから他のピアニストに譲り渡されるものではない」と、ホロヴィッツが考えていたからと、ジャニスは受けとめているとのこと。

 ホロヴィッツの演奏旅行に随行して学んだ20歳になったジャニスに、ホロヴィッツは「世の中に出て間違ったって構わない。それがきみの間違いであることが肝心だ。きみの音楽で何か言ってくればいい」と語り、この後、ジャニスは自立し、自分の方法で演奏することを始めたそうです。 教えられるエピソードですね。 

 この本のどこかに、優れたピアニストはピアノを歌わせ、さらに優れたピアニストはこころを歌わせる というような言葉があったのですが、不思議なことにどのページにあったのかが見つけ出せないでいます。・・・・うーん・・・

 今日も、よい日となりますように。

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コメント

昨夕、ピアノの恩師のお宅に 頂き物のお赤飯を ほんの少し、お裾分けに立ち寄らせていただきました。
ピアノ室より やわらかで美しい音色が響いていました。
(あ 先生がお一人、ご自分のためにだけ弾いていらっしゃ
る)としばらく耳を傾け、浸らせていただきました。
声をかけないままに おいとましたのですが 心が豊かになりました。先生の足下にも弾けない不肖の弟子ですが、先生はお年を召された今も、様々な面で私を支えていてくださいます。感謝です。

※ ムーミンパパより
  ピアノと語り合うようなひとときを設けておられるのでしょうか。すてきですね。音楽と溶け合って一体となっているような生活の一コマがイメージされ、私もうれしくなりました。

投稿: kei | 2014年5月 1日 (木) 01時09分

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