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2014年7月31日 (木)

『チボー家の人々』

0001  『チボー家の人々』

 ロジェ・マルタン・デュ・ガール 著
 山内義雄  訳
 1956年7月5日 初版   発行
 1963年1月30日 32版 発行
  大河小説というのでしょうか、5巻に渡る大作を読み始め、ようやく中程まできました。
表紙に印刷されているタイトルは、フランス語(らしいのですが)もちろん日本語に訳されているので、何とか、読み進んでいます。
 読み始めた動機は、あまり純粋ではありません。数十年来、本棚に場所を占めていて、そのスペースをすっきりさせたいけれど、一度も読まないでお別れするのは、この本に対してあまりに申し訳ないと思ったからです。
 坂本冬美さんの♪「来ぬ人と 死んだ人とは 同じこと」を 「読まれぬ本と ない本というのは 同じこと」 と読み替えて、機械的に本を処分するのは どうも気が引けるのですね。
 そして、読み始めると・・・ ううっ、短編や新聞記事、1冊で簡潔の単行本とは、どうも勝手が違うことに気づきました。 えーと、この場面に出てくる人物は、どういう人だったっけ・・・ ページをさかのぼり、前の巻まで戻り・・・ 時間の経過が数年にわたるので、思考の糸も長くなり、それが複雑に絡み合ってきます。 こういう大河小説を破綻なく構想して描き挙げる人はすごい・・・・と思いましたら、この作品を書いた人は、やがてノーベル賞を受賞していることが分かりました。すごいかたなのですね。 そうしたかたの書いた本を読んでもノーベル賞はもらえませんが、得られることは大きいと思います。
 5巻まで読み終えるには、歯ごたえがありすぐますけれど、読み続けさせてくれるパワーを備えている作品だと感じています。
 食事がファーストフードだけでは体によくないのと同じように、本も時々は、まなざしの波長を長くしてくれるような大作を、と気づかせてもらっています。 果たして、5巻を読み通し、内容を少しは覚えていられるでしょうか。 読み終えたとき、この5巻は本棚から別れを告げるのでしょうか。 いろいろ楽しみな先行きです。
 今日も、よい日となりますように。
 いつも、祈っていてくれる母の93回目の誕生日です。おめでとうございます。たくさんの感謝を込めて。

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コメント

  ムーミンパパのような素晴らしい方を育てられたお母様尊敬します。わたしもお祝い申し上げます。日野原先生に続きお元気でお過ごしになられますようにお祈りしますー夢希ー

※ ムーミンパパより
  あたたかいコメント、ありがとうございます。私はともかく、母は大きな存在です。一緒に母の誕生日を祝ってくださって嬉しいです。

投稿: 夢希 | 2014年7月31日 (木) 07時38分

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