文語訳 新約聖書
岩波書店 2014年1月16日 第1刷 発行
2月25日 第3刷 発行
キリスト教会の礼拝で用いられるのは、日本聖書刊行協会の聖書ですが、この本が岩波書店から発行され、一か月あまりで第3刷ということは、クリスチャンにも、そうでない方々にも文語訳聖書への強い思いがあるということだと思います。
さて、文語訳聖書の魅力は・・・早い話が、ということで、 有名な山上の垂訓の中から少し引用させていただきます。
狭き門より入れ、滅びにいたる門は多く、これより入る者おほし。命にいたる門は狭く、その道は細く、これを見出すもの少なし。
いかがでしょう。簡潔で、口調がよく、端的に心にしみこんでくる感じがしないでしょうか。 記憶にも残りやすいですね。
藤村や漱石、太宰治などの作品にも文語訳の聖書が引用されていることが、本書の後書きで述べられています。
それは『口語 新約聖書』が刊行されたのが昭和29年ということもありますが、口語訳が刊行されてからも文語訳の評価は、ますます高まったと、やはり後書きに記されています。
関心を覚えられたかた、魅力を感じたかたは、どうぞ。 (1500円ほどです。)
今日も、よい日となりますように。
bunngo
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