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2014年9月19日 (金)

『無鹿』

0002_3 『無鹿』

遠藤周作 著
文藝春秋社 1997年5月30日 第1刷
 書名の無鹿に目がとまってこの本を手にしました。 無鹿(むしか)は地名で、大分県延岡駅前からバスで行けるところのようです。
 NHKの大河ドラマに、西郷隆盛と官軍が決戦したところとして登場したこともあるとのこと。
 無鹿は、音楽を表すラテン語のムジカから、キリシタン大名、大友宗麟が築こうとした理想郷に付けた名前だそうです。
、英語でミュージックですね。
 おそらく日本人として初めて西洋音楽を聴いたのが大友宗麟で、豊後の府内(現在の大分市)に宣教師トルレスや修道士アルメイダたちが建てた教会を永禄5年に訪れたときのことと記されています。数人の少年のヴィオラ演奏だったようです。永禄5年を調べてみますと1562年でした。シェイクスピアが生まれたのが1564年だそうです。
 その音楽の美しさに感銘を覚え、ムジカという言葉も大友宗麟の心に刻まれたのが、後の理想郷の命名につながったと、この書には書かれています。
 一度訪れてみたい地名ですが、大友宗麟は薩摩の島津軍に敗退し、理想郷の夢もむなしくなってしまったので、現在の無鹿は本当にここがそうかと思われるほど素朴なところのようです。地名の由来だけを覚えておくほうがよいかもしれませんね。
 今日も,よい日となりますように。
 

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