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2014年10月 4日 (土)

『日野原重明 100歳』

0002 『日野原重明 100歳』

著者 日野原重明、NHK取材班
2011年9月30日 第1刷  発行
 日野原先生は、現役の医師で100歳・・・それは、まねの出来ないことです。
 そして、この本が出版されたのは3年前ですから ・・・  そうです。誕生日が1911年の今日、10月4日ですので、まさに本日、103歳になられたのです。
 ご本人は、この日付を「天使の日」と呼んでおられます。 10 (テン) 4 (シ)というわけですね。
 日野原先生が日本の医学において、先進的な活躍をされてきたことは,よく知られたいますが音楽療法についても1981年にカナダのロイヤル・ヴィクトリア病院で緩和ケア病棟を見学して、その実際を目の当たりにされ、帰国してホスピスや緩和病棟に音楽療法を導入されました。
 日本音楽療法学会の理事長を務めておられます。もともと耳がよかったことから医学の師に心臓の専門医になることを勧められ、若いときからピアノにも堪能なかたでした。
 さて、この本の終わり近くにある「音楽療法と認知症」という章から少し紹介させていただきます。
 音楽はコミュニケーションの手立てになる
   ひとつめ  ・・・ 誰かと一緒に聴く
   ふたつめ ・・・ 一緒に音楽のパフォーマンスをする  奏でる、デュエットするなど
   みっつめ ・・・ キャンプファイヤーなどのように一緒にキャンプソングを歌うというよう             なレクリエーション的なこと 
  認知症が進むと、過去が認識されにくくなり、あるのは「今」・・・ それだからこそ,その今をリラックスして楽しむことができる音楽療法は,ある程度の効果があると考えられるのです。
↑ 実は、この本でこう書いておられるとき、日野原先生の奥様、静子さんは認知症の症状が進行していました。 日野原先生は,理論だけでなく、奥様への介護、働きかけを通して、音楽の翼によって認知症の症状が軽減、快復することを体験しておられたのでしょう。こんなふうに書かれています。(少し、省略したところがあります。おゆるしください。)
 私は音楽療法をはじめ、アロマテラピー(芳香療法)などの研究もすいぶんしていますがこんなふうに考えています。人は誰もが心の中に共感するもの、共鳴するものを持っているのではないでしょうか。それは一人一人違い、ある人にとっては懐かしい「故郷」という曲を歌うことであり、ある人にとってはバラの香りをかぐことであり、ある人にとっては懐かしい煮物を味わうことなのではないかと。
 その人その人に共鳴する「何か」を探すことが医学の力ではないか。
 音楽だけでなく、幅広く、それぞれの人に共鳴するものは一体何なのかを解明していこうという構え ・・・そこが、日野原先生の日野原先生らしいところではないかと私は思っています。
 ハッピーバースディ 日野原先生 !!  
 さて、今日も、よい日となりますように。 
 明日は日曜日。キリスト教会の礼拝にお出かけくださいますように。

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