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2014年11月 9日 (日)

『スケープゴート』 幸田真音

0004 『スケープゴート』

幸田真音 (こうだ まいん) 著
中央公論社 2014年10月10日 初版発行
  主人公の三崎皓子(みさき こうこ)は、ある大学の大学院で政策科学研究科の教授をしていて、内閣府の仕事をしています。
 若いときには外資系の証券会社で企業買収の仕事をしていて、テレビの情報番組の「「その分野に詳しい専門家」としてのコメンテーターを8年ほど続けているやり手の科リアウーマンとして好評を博していました。
 そこへ、思いがけず、総理大臣と会食をとの招きがあり、あれよあれよという間に内閣府特命担当大臣金融担当の重職に就くことになります。
 速いテンポで政治のこと、外国とのからみ、家族との歩み などが進んでいきます。
 題のスケープゴートはいけにえ、上役の代わりに罪を負わされる部下などの意味があります。
 1951年生まれのこの作者は、米国系銀行や証券会社などの勤務を経て、作家に転身した方だそうで、その経験も生かして書かれたこの小説からは迫力が伝わって来ました。
 政治の世界に引きずり込まれることになった主人公は、知識と行動力に満ちていて、政界の抗争の中でも見事に志高く、自分の理想の実現へと道を切り拓いていきます。
 この本以外の本も読んでみたくなりました。 新聞に前回の東京オリンピックの招致と実現に関わる小説を連載中でもありますので、それも読んでいるところです。
 今日も、よい日となりますように。
 日曜日、キリスト教会の礼拝にお出かけください。

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