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2015年1月13日 (火)

『パリ左岸のピアノ工房』

0001 『パリ左岸のピアノ工房』

T.E.カーハート 著
  村松 潔  訳
新潮社 2001年11月30日 発行
  この本を紹介させていただくのは、多分、3回目ではないかと思います。
 それだけ、私にとっては魅力があり、時々読み返したくなる本なのです。
 インターネットで見る書評も好評です。厳密には、パリ左岸ではなく、セーヌ左岸とすべきだという意見も中にはありますけれど。
 パリに住むようになったアメリカ人の著者は、子どもを幼稚園に送るときに見かけたピアノ工房に心が惹かれます。
 何回か立ち寄っても、店内に通ずる扉のガードは固かったのですが、いったんその扉が開かれると、予想もしなかったほどたくさんの中古ピアノが姿を現します。
 気心が知れてきたころ、「あなたのピアノが見つかった」といわれ・・・・ 
 見立ててもらったピアノが心底気に入った著者は、幼い頃習ったピアノへの練習を再開します。
 それからも、このピアノ工房に立ち寄っていろいろなピアノに出会わせてもらったり、パリの一角に住む音楽家たちと交流が始まったり、ファツィオーリのピアノ工場の見学に出かけたり ・・・ ピアノの歴史や調律のこと、かなり多くのピアノメーカーのこと などなど、ピアノを好きな人だったら読んでいて飽きることはないのではと思うほど楽しい世界が繰り広げられます。何人かの作曲家とそのピアノ曲の関わりも造詣深く述べられます。著者は、かなりピアノが弾ける人のようです。音楽を深く理解し、愛していることが伝わってきます。
 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。

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