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2015年1月 7日 (水)

『愛をつかむ 心に美しい花を育てる人に』 渡辺和子

0002 『愛をつかむ 心に美しい花を育てる人に』

渡辺和子 著
PHP研究所 1984年12月11日 第1版 第1刷 発行
1987年7月29日  第1版 第11刷 発行
  渡辺和子さんは、この本の「冬と思い出」の章にこのように書いておられます。
 □  ○  ◇  ☆  ※  ☆  ◇ ○
 9歳になったばかりの時、東京に前日からの大雪が降り積もった朝、私は一瞬にして、父のない子になってしまった。銃声と叫喚があたりを圧した数分間の出来事、それは、2.26事件として歴史に残る数分間であった。
 1メートルと離れていない目の前で、40数発の弾丸を受け、複数の兵の銃剣に切られて父が死んでから、40余年の歳月がいつしか流れた。
□  ○  ◇  ☆  ※  ☆  ◇ ○
 余りにも衝撃的な体験をした9歳の少女は、多くの試練を乗り越えて、修道女となり、30代半ば、日本で一番若い学長(ノートルダム清心女子大学岡山)となり、この本の題名からも察していただけるように、憎しみではなく、愛を語り、たくさんの学生を育てて世に送り出す方となりました。
  できますならば、この本の全部を読んでいただきたいと思いますが、最初の章、「苦しみのない愛」から、引用・紹介させていただきます。
                □  ○  ◇  ☆  ※  ☆  ◇  ○
 エーリッヒ・フロムが「愛するということは、単なる強い感情ではない。それは、決意であり、判断であり、約束である」と言っていることを、しみじみかみしめる。
 学生たちにこの「持続する愛」とでも呼ぶものを育ててゆきたいと思う。それは対象が持っている表面的なすばらしさに魅せられておのずとほとばしる感情ではなくて、むしろ自分の内面生活からにじみ出るようなものであり、地味な、時には、しぼり出すようなものではないだろうか。
 苦しみのない愛はない。その苦しみを美化することなく、味わいつくす時、苦しみをさえ愛することができるようになるのだ。
                □  ○  ◇  ☆  ※  ☆  ◇ ○
 今日も、よい日となりますように。

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コメント

良い本、読んでみたいと思います.。
※ 今度、お目にかかるとき、お渡ししますね。
 世の中には、すばらしい生き方をし、心が震えるような感動と力を与えてくれる本がたくさんあり、そうした本に出会えるのは本当に幸いなことだと思います。
 同じ本を読める方がいることも、嬉しいことです。
 これからも、よろしくお願いいたします。 (^<^)

投稿: 夢希 | 2015年1月 7日 (水) 08時51分

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