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2015年2月 4日 (水)

『ホスピスのこころを語る』 ー音楽が拓くスピリチュアルケアー

0002 『ホスピスのこころを語る』

柏木哲夫・栗林文雄
一麦出版社 2009年1月5日 第1版第1刷 発行
 柏木哲夫さんは、淀川キリスト病院のホスピスに深く携わってこられ、緩和ケア医学領域の第一人者といわれています。
 栗林文雄さんは、音楽療法の面から緩和ケアに深く関わってこられました。
 この本は、お二人の対談を通して、ホスピスの歴史、緩和ケアに携わる人の心得ておくべきこと、大切にしたいことが、豊かな体験と愛情を基盤として深められています。
 書かれていたことで、ホスピスの母と呼ばれているソンダース女史のことばが印象に残りました。
〝not doing, but being〟 「なにかをすることではなくて、そこにいること」
 普通、医学とは何かをするもの ・・・診断をし、治療をし、 それらのことができなくなれば、延命をする doingという姿勢でずっときた そういうことができなくなったとき もうなにもできなくなったときにも 患者さんと共にそこにじっといるということはできる それを最後までし続けることが、ホスピス・ケアの神髄。
0003
 これとつないで私が思い出したのは、次のことです。
 カルカッタで、路上でなくなりかけている方に手をのべて、声をかけながら看取ったマザー・テレサが、人生の終わりにそういう数時間があったことで、自分はこの世に生まれてきた意味があった、たいせつにされて生を終えることができたという思いを抱いてもらえると書いていたように思います。
 今日も、何かを為すのですが、私たちの存在、そこに居ること自体を通して、なにかが生まれるよい日となりますように。
 立春 ・・・ 「はぐくむこと 春のごとし」という言葉が脳裏にうかびます。よき春となりますように。

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