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2015年2月23日 (月)

『テミスの剣』 中山七里

0002 『テミスの剣(つるぎ)』

中山七里 著
文藝春秋 2014年10月25日 第1刷 発行
 中山七里・・・ 岐阜県に1961年に生まれた作家のペンネームです。
 司法制度と冤罪というテーマに挑んだ作品で、この作家の作品によく登場する渡瀬警部が「刑事の鬼」になるまでの前日譚 と紹介されています。
 すごいなぁと思ったのは、この人の作品に高遠寺 静 という日本で20番目の女性裁判官が登場する『静おばあちゃんにおまかせ』というのがあるのですが、その静おばあちゃんが40年近くつつがなく重責を果たしてきた職を潔く辞職することになった裁判が、本書に綴られているということです。
 なんと大きな構想力の持ち主なのでしょうか、この中山七里さんは。
 この高遠寺 静 裁判官の孫、円(まどか) も司法の道に進んで学びつつあります。 順序としては『静おばあちゃんにおまかせ』 をお読みになって、本書『デミスの剣』ということになりましょうか。このかたの作品には、血の流れる猟奇的な事件、描写が登場する傾向があるので、そういうところは私は苦手ですが、主人公の生き方は真実を追究することから外れませんので、いったん読み始めると読んでしまいます。
 ほかの作品に登場する、優秀な判事を父に持ち、司法の世界に優秀な能力を備えながら父の期待を裏切ってピアノの道に進み、難事件を解決する岬洋介という人物を、私は一番好きですが・・・。
 映画になった「さよなら ドビュッシー」をご覧になったかたもおありかもしれませんね。
 さて、今日も、よい日となりますように。
 
 

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