« 勘所(かんどころ) | トップページ | 蒔かぬ種は はえぬ »

2015年4月17日 (金)

『おとなになる日』 シャーロット・ゾロトウ 

0003 『おとなになる日』

シャーロット・ゾロトウ  文
ルース・ロビンス     絵
みらい なな 訳
童話屋 1996年 8月8日 発行
 図書館で、ムーミン・ママが、この絵本を選んだので、私は題を見て、そろそろおとなにはなっているつもりだけど・・・と言おうとしました。 すると、ムーミン・ママは、「シャーロット・ゾロトウ という人の名前に何だか記憶があって」 と申しました。
 この絵本は、ティモシーという小さな男の子が、あそびあいてがなくて、年の離れたジョンという兄さんに、いつもつきまとうところからスタートしています。
 兄さんのジョンは、かなり頑張って相手をしていますが、自分の友だちが来たときは、ティモシーの相手をしていられません。
 ・・・ あとは、題名から推測していただくか、できれば手にとってお読みくださいね。
 子どもの心と成長が、とてもよく伝わってくるように思います。
 そうそう、シャーロット・ゾロトウさんのことは、末盛千枝子さんの本に、丁寧に書かれておりました。ムーミン・ママはそのことを覚えていたのですね。
0005
 この本には、絵本作家とその作品などがたくさん、紹介されています。
その一人が、シャーロット・ゾロトウさんです。 アメリカの絵本作家で、1915年生まれ。末盛さんがお会いになられたのは1960年代後半だそうですが、緑色の目の美しい魔女のようだったそうです (^J^) ゾロトウさんは70冊以上の本を手がけられているそうです。
 末盛さんのことば
 シャーロット・ゾロトウの絵本は、結局子ども時代の自分や同じような経験をしている子どもたちの悲しみに寄り添うものだといえると思います。
 私(末盛千枝子さん)が基本的に絵本や子どもの本で重要だと思っているのは、絶対的に、ハッピーエンド、あるいは完全なハッピーエンドではないにしても、きちんと希望がある、ということです。ハッピーエンドというよりも、悲しんでいる子どものそばに立っている、それがゾロトウの本の素晴らしいところだと思います。
 そういう意味で、子どものときに、そういういいもの、ハッピーエンド、あるいは将来に希望をつなぐものに会っていれば、大人になってからでもかなりなことに耐えていけると思うのです。 ・・・・・ 満ち足りた状態だけが幸せなことではなくて、いろんなことに出会っても、希望を失わないでいける、人を愛していける、そういうことが幸せではないかと思うのです。
 『人生に大切なことは すべて絵本から教わった』  末盛千枝子 著
 現代企画室  2010年3月27日 初版発行 5月25日 第二刷
 2冊の本のご紹介になりました。 よろしければ、どうぞ。
 今日も、よい日となりますように。 

|

« 勘所(かんどころ) | トップページ | 蒔かぬ種は はえぬ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『おとなになる日』 シャーロット・ゾロトウ :

« 勘所(かんどころ) | トップページ | 蒔かぬ種は はえぬ »